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2016年12月28日 (水)

KEEP ON & MOVING ON

コレは1時間前、地震直前まで書いてた記事です

地震の話は出ません

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寒かったなぁ、今日。

さっきまで、コーヒーを飲みながら一昨日に数日遅れで入手した『ブルース&ソウル・レコーズ』の最新号を読んでた。コレを聴きながら。

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ストーンズのブルース・カバー・アルバム、『BLUE & LONESOME』の原曲をストーンズの曲順どおりに完全収録した付録CD。俺みたいなブルースに疎い(原曲で盤が手元にあったのはジミー・リードだけ)にはとてもありがたいナイスな企画。権利関係をクリアして実現させた『ブルース&ソウル・レコーズ』に感謝。

何度も繰り返して聴いちゃうな、コレ。原曲を聴くことでストーンズがオリジナルをどう噛み砕いて自分たちのモノにしたかに思いを巡らせてる。

前記事にも書いたけど、俺は好きなバンドの受けた影響がすごい気になる。このバンドはどうして、こういう音楽をやってるのか?とか考えるし、カバーしてる曲なんかは当然、原曲を聴きたくなるもんね。

 

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聴く前は好きになれないかも?って不安がちょっぴりあったけど、自分でも驚くほど、『BLUE & LONESOME』にハマってる。

皆、思ったろうけど、まず、演奏の若々しさに驚いた。予想を裏切るアッパーで溌剌とした印象。全然、渋くない。

その上、サウンドがモダンでコンテンポラリーに感じた、RAWなのに。この辺はバンドの意向だろうし、プロデューサーのドン・ウォズの貢献が大きいんだと思う。

それまでのイギリスにはつまらない音楽しかなかったけど、俺たちはR&Bを発見したんだ。こいつは素晴らしい音楽だ、と思ったんだよ。それを一人でも多くの人に知ってほしかった。自分で曲を書こうなんて、ちっとも考えなかったね。そんなことより、皆にR&Bを伝えたかったんだ。そういう使命感を、俺は今でも持ってるんだよ。キースにしても、きっとそうだぜ

 

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山川健一による、初のソロ・アルバム、『シーズ・ザ・ボス』のプロモーション・インタビューでのミックの言葉。

意外な人の意外な時期の、この発言を考えると、「ブルースを知らない世代に耳を傾けてほしい」という意図があったのかも、この音作りには。

あと、『ブルロン』聴いてて思った。もしかすると、ストーンズの連中にはブルース=‟古典・伝統の音楽”なんて意識がないんじゃないかって。

実際はどうあれ、今の時代のブルースへの認識は‟古典”かもしれない。でも、50年以上前、彼らがブルースを知ってのめり込んだ頃は最新型のヒップな音楽だった筈。未だにその頃の想いをブルースに抱いてるんじゃないかな?古いと思ったことなんかないのかも。俺がピストルズを古いと思ったことがないように。

だからこんな溌剌とした演奏が出来るんだ、きっと。それも、若僧が張りきってる溌剌さ(それはそれでいい。モノによっては)と違って、彼らならではの溌剌さ。余裕綽々なカンジの。

ちゃんと、今の年齢の、2016年の音になってる。

個々のプレイで目立つのは勿論、ミックの超絶な唄とハープだけど、ロニーの活躍も特筆もの。『ヴードゥー・ラウンジ』以降の‟装飾係”的イメージから完全脱却。こんなにロニーがいい仕事したのは『女たち』以来かも。チャーリーもいいなぁ、今回。特に「RIDE’EM ON DOWN」での絶妙なおかずの入れ方には思わず手叩きしたくなったよ。キースは・・・。キースは地味。地味だけど手堅く曲のボトムを支えてる。目立たないけど仕切っててカッコイイ。ミックの唄に関しては此処のところずっとあった鼻につくカンジが全くない。ものすごく自然。コレが次なるオリジナル作でもそうだとサイコーなんだけど。

もうひとつ書いておきたいのはストーンズは盲目的なブルース信者ではなかったってこと、昔から。ブルースだけだったら、ここまで大きな存在になってないし、とっくに消えてると思う。ただ、黒人音楽の流行には、ずっと敏感だった。ファンク、レゲエ、ディスコ、ヒップホップ・・・。

それら全部と、ブラック以外の要素も混ぜこぜにして自分たちのロックン・ロールを生み出してきたのがストーンズ。このアルバムだって、形式はともかく、俺が聴いて感じるのはロックン・ロール、ブルースというより。ローリング・ストーンズのロックン・ロールね。

The Rolling Stones - Hate To See You Go

執拗に続くリフレイン。ブルースとロックン・ロールの一番の共通事項。

ブルースは、ほんの少しずつ変化してる。みんな先人のやったことを自分なりにアレンジしていくんだ。俺たちも、彼らの作品を大きく変えたのではなく、ストーンズ流に自然な解釈をしただけなんだ

ローリング・ストーン誌でのミックの最新発言。

深い。

継続と進化はまだ続いてる。

呆れるね、しぶとくて。

 

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コメント

LA MOSCAさん、地震、だいじょうぶですかー?
当日夜はずいぶんニュースでやってましたが、その後の情報ってあんまり入らないのですよね。
CDやグッズが散乱しまくったのではないですか。

いい記事ですね、ピストルズを古いと思ったことがないようにストーンズの連中はブルースを古い音楽だとは思っていないこと。盲目的なブルース信者ではなかったこと。その通り!と思います。
ブルースの名で呼ばれ表現されるある種のスピリットを通じて形成されたアイデンティティ、だからこそ形式ではなく本質を体現化している、という感じでしょうか。ちょっとヤマケン的な言い回しですが(笑)。

>goldenblue様

CD、散乱したよ、勿論、200枚以上(苦笑)
でも、またブリック・バイ・ブリック中。
実害は大したことなさそうだし。
あっ、ストーンズの貴重盤割れちゃったけど・・・。

そうそう、ストーンズね。
形式じゃなく、本質。ホントにそうだよね。
とにかく、俺には衝撃だったなぁ。

で、ヤマケンは俺も何やかんや言いつつ好きです(笑)

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