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心も体も売り渡せ

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12月だ、また。

早いなぁ、ホントに。

さっき、前記事読み返して思ったこと。

ジョン・ライドンがピストルズ解散以降、ピストルズの曲を公の場で唄ったのって、83年のPILの初来日の時が最初だったんじゃないかな?

もしくは来日直前のアメリカ公演?

どっちにしても、キース・レヴィンと決裂してなきゃやらなかったんじゃないか?って気がする。

まあ、遅かれ早かれ決裂しただろうけどね。

でも、ジャー・ウォーブルに続いて、重要なオリジナル・メンバーを失ってしまってPILの存在意義が大きく変わったんだろうな、此処で。

そして、マルコムとの裁判で勝訴したことも大きいとはいえ、此処から13年後のピストルズ再結成への小さな第一歩にもなったんじゃないか?と思う。

すごいデカい分岐点だったんだな、初来日の頃が。

そのターニングポイントに前後してレコーディングされた2枚がこの2つ。

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レコーディング当初からアルバム・タイトルが告知され、先行シングルの「THIS IS NOT A LOVE SONG」まで出たのにキースとの決裂でお蔵入り、その後、キースがジョン非公認(当然だ)でリリースした『COMMERCIAL ZONE』と初来日後にジョンがドラマーのマーティン・アトキンスと録り直した『THIS IS WHAT YOU WANT THIS IS WHAT YOU GET』

共に84年リリース。

前者の方は出た時に輸入盤屋のチャートで1位になるなど大きな話題となって、俺も欲しかったけど入手出来ず、とっくに忘れてたのに、今年の夏に出会えて30年以上を経てようやく手にした。

後者も盤は持ってなくて‟これじゃ片手落ちだな”ってことで(笑)、先々月の高円寺フェスの日に入手。

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ちなみに曲のダブりは半数の4曲。勿論、印象は全然違う。

個人的な好みで言うと当然、キースも居て、かつてのPILを偲ばせる前者の方が好き。

でも、‟売れ線”っていうタイトルに相応しいのはふっきれまくった印象の後者かもね。

PUBLIC IMAGE LIMITED - This Is Not A Love Song

Public Image Ltd. - This is Not a Love Song (album version)

この曲のミックスで揉めたのが決裂の切っ掛けだったね、確か。

♪コレはラヴソングじゃないぜ

 俺はメジャーな世界に鞍替えするんだ

 持てる者には幸運がもたらされ

 持たざる者には何もない

 デカいビジネスには知恵が必要なのさ

 自由競争の世界に乗り込んでやる

 俺は柔軟で要領がいいんだ

 この新しい役が気に入ってる

 目標を変えたのさ

 投資先が変われば

 行く先はいくらでも変える♪

 

個人的にはこの路線はコレ1枚きりで、売れ線スターを演じる為に突きだした腹も引っ込めて元に戻る、いや、そうあってほしいと思ってたけど、ご承知のようにそうはならなかった。何処までが真意だったのかなぁ?本気で迎合したのかな?

後者リリース後の85年の2度目の来日公演以降、PILに興味は薄れてしまったんだけど、翌86年にジンジャー・ベイカー、スティーヴ・ヴァイ、坂本龍一、ビル・ラズウェルらを従えたハード・ロック作、『アルバム』で戻ってきたジョンには度肝を抜かれた。そう来たか!って。けど、それは別の話。前に書いたしね

俺はもうジョンの作品はソロ名義の『サイコパス』以降、チェックしてないけど、それでも否定はしない。どれだけ無様になろうとも。

だって、39年前に俺のアタマを壊した張本人だもん。

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