甲州街道はもう秋なのさ
♪もう、こんなに遠くまで
まるで昨日のことのように♪
今日は休み、また。
買ってきたレコード聴いて、イギー関連の書物を読んで。先週のお出かけの余韻を楽しんだ一日。
旅日記の後編を書こう。
遂に、いよいよ、此処へ来てしまった。
ずっと躊躇してた、7年ものあいだ。
最初のうちは賑やかで騒々しかったら嫌だからってのもあったし、‟自分が58歳になって、まだ生きてたら行こう”とか考えてた。
でも、ホントは此処に行くと自分の中で何かが終わってしまう気がして怖かった、だから行かなかったんだと思う。
今回、行く気になったのは何でだろうな?
‟58歳まで生きられるかどうか判らない、生きてても行ける状態かどうか判らない”という本能的な焦りがあったのかも知れない。1回も行けないのは嫌だなって。
あと、あれだ、もう終わってもいい、そう思ったのかも知れない。
で、実際に行ってみて。
終わった、ような気がした。
それが何か?って言葉にするのは難しいんだけど・・・。
物凄い陳腐な言い方すると自分の思春期というか青春というか。
52歳にもなって、こっ恥ずかしいな、書いてて(苦笑)
でも、15の時に清志郎を知って、好きになって夢中になって影響され続けてきた日々は終わった。終わったっていうのは言い過ぎかな?でも変わると思う。ここから先はちょっと違っていくような気がする。
もう清志郎を、ロックを聴かないってことじゃないよ、勿論。普段の生活だって目に見えて変わるとも思えない、少なくても今すぐには。
ただ、自分の意識というか気分は変わっていく、ような気がする。
変わらないこともあるだろうけど何かは変わっていくんじゃないかな?
ここがターニングポイントになる、そんな気がしてる。
高円寺からの道中、車窓から見る景色がどんどん田舎になっていくことに気持ちがざわついてるうちに高尾に到着。
南口からタクシーで(送迎バスがあるらしいけど、たぶん時間が早すぎて始まってなかったっぽい)10分弱ぐらい?1メーターだったと思う。途中から普通車がすれちがえないぐらい道が細くなる。
霊園入口からがまた長い。坂道を延々と昇っていく。
歩いてる時、心臓がバクバクしてたのは‟もうすぐなのか?着いちゃうのか?”と思ってたから?それとも、ただの更年期?(笑)暑かったからね、朝から。
それが視界に入った時、鳥肌が立った。
誰も居なかった。平日の9時前だもん、当たり前だよね(笑)
何を想い、何を伝えたいのか判らなくて、割と無の状態で手を合わせてきた、5分ぐらい。でも、感謝の想いはあったかな?同じ時代に居てくれたことへの感謝。
帰りは高尾駅まで歩いた、30分近くかけて。帰りは下りだからね(笑)
閑静な山道を独りで歩きながらいろいろ考えたよ。
勿論、清志郎のこと、これまでの自分のこと、そしてこれからの自分のこと。
曲はコレだな、またしてもベタだけど(笑)
それにしても、52歳まで思春期とは長過ぎだよなぁ(苦笑)
でも終わった。
たぶんね(笑)
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コメント
いや!
まだこれからも青春ですよ!
きっと(^^)!
投稿: 波野井露楠 | 2017年9月18日 (月) 18時20分
>波野井露楠様
いや、もういい(笑)
大人通り越して一気に老後になって子供に帰りたい(笑)
投稿: LA MOSCA | 2017年9月18日 (月) 22時29分