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2017年10月の10件の記事

早回しが終り画面は再び天然色に!

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二週連続の台風週末。

先週は下北で「泯亭に行こう」と言い出したクセに土砂降りの中、道を間違えて微妙な空気にしちゃったっけな(苦笑)

思い起こせば3年前、‟新宿というブレードランナーに一番近い都市”の夜も雨だった。NON、良次雄にHagalを加えたあの日キヨシがカムバックしてバンド名義になった高円寺の夜キンちゃんが入った三度目の国立、そして記憶に新しい今年5月の今池

回を重ねるごとにバンドとして固まってきたTHE GOD。それは下北沢シェルターでも更新された。と言うか、今回はより強くそう感じた。

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独特のタイム感でバンドを支えるキヨシのドラム。「山あり谷あり」のブレイクは何度聴いても心地いい。

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キンちゃんが良次雄に絡んだり煽ったりが目立たなかったのはその必要が無かったからかな?もしかすると今までより自由に弾いてたのかも。「ブルぶる」のエンディングに突っ込んだ「BORN TO LOSE」のフレーズは今池より長めだった(笑)

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ナイスガイなキンちゃんと初のツーショット。コレで5人全員制覇(笑)

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Hagalのベースはこれまで以上に唄ってた。遂にここまで来たか!ってカンジ。「台湾経由」のグルーヴィーなベースラインに聴き惚れた。

「達也が居たら・・・」とか「ベースはもっと上手い人の方が・・・」とか「ギターは西脇が・・・」とか全然思わないな、俺。今の5人が今のTHEGODだと思うから。

でもね。

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NONと良次雄だった、今回は。それはもう圧倒的に。

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独自なのに何をどう弾いてもロックン・ロールで、馬鹿デカいのに全然、うるさくない良次雄のギター。

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そして強力な4つの音に埋もれない、誰にも‟ヤラれない”NONのうた。

NONと良次雄、どっちの方が好きなのか?

それは俺には愚問だ。俺はこの2人が一緒なのが好きなんだよ。オキシドールのNONもNONが不在のTHE GODも大好き。サイコーにカッコよくて。でも、この2人が一緒だと最強。この3年間で一番強くそう思った。強力に化学反応が起きてたもん。

初っ端の、出来立てホヤホヤの新作、『I space smile』(11月22日発売!)のタイトル曲を良次雄が豪快に弾き始めた時のビリビリ来るカンジはこれまでに味わったことのない感覚だった。ゴキゲンなロックン・ロールに心地良く身を委ねるだけとは違う緊張感。良次雄のモードが切り替わって、それにNONが呼応してるのか、あるいはその逆か。

 

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リリース前の新作から立て続けに5曲。そのどれもがとてもいい。5曲それぞれに違ったムードがあった。今池で聴けた3曲(「泳いでいこうか」、「シンプルマン」、「ハンガーガール」)もちょっとニュアンスが変わってた。めちゃ、ソリッドで。

キヨシ、Hagal、キンちゃんの3人が下手に捌けて笑顔で見つめる中、2人だけでやった新作のラスト曲、「ドレスの男」がすごくよかったなぁ。

この3年、空白の22年と輝けるそれ以前の日々、そして2017年10月に目の前で起こってるこの場面。いろんなことが脳裏をよぎって、ちょっぴり涙が出た。

後半はお馴染みの曲が連発された。出色の出来だったのは今池同様、「ブルぶる」かな?アンコールは「らせん階段のブルーズ」、「CRYING TIME OVER」 あっという間の約1時間。

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3年前の雨の新宿の夜からTHE GODを観る時、THE GODのことを思う時、俺はいつも夢見心地だった。ずっと長い間、もう20年以上も夢想してたことが実現してるんだから無理もない。それが今回は目が覚めたら目の前に2017年の今を生きるTHE GODが突如、現れた。‟早回しが終り画面は再び天然色に!”そんなカンジだった。

NONも良次雄も歳は食った。彼らはもう20代の彼らじゃない。でも、それは俺も一緒。2017年、52歳の俺には今のTHE GODがリアル。

俺は今のTHE GODが大好きだ。

2017.10.22. 下北沢シェルター THE GOD


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LA MOSCAが選ぶLOU REEDの10曲

ストレンジな3デイズの中日。適度に新鮮で刺激もあって退屈しないけど、これが当たり前になるのは嫌だ。

10曲シリーズ、ここへ来て真打ち登場。

以下、年代順で。

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Velvet Underground - Pale Blue Eyes

VELVET UNDERGROUND - ROCK 'N' ROLL

ヴェルヴェッツからはこの2曲。

何度となく言ってきたことだけど、俺はヴェルヴェット・アンダーグラウンド至上主義ではない、全然。よって選んだ曲もヴェルヴェッツというよりルーの色が強い曲。

前者は『テイク・ノー・プリズナーズ』に収録された重厚なゴスペルってカンジのライヴ・バージョンが大好きなんだけど、素朴なオリジナルも捨てがたい。リンク記事に記述した『ドレラ』来日公演アンコールを見逃したのは生涯でも指折りの不覚。

後者は俺のアンセム。墓まで持って行きたい1曲。晩年のライヴのアレンジがミッチ・ライダーのカバーに倣ったものだというのは最近知った。

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Lou Reed - Walk On The Wild Side

Lou Reed - Satellite of Love

ベタ中のベタだけど、この2曲も入るね。

前者も後者も思い入れ強いけど‟俺はルー・リードの大ファンだ”というミーハー心を、よりくすぐられるのは後者かな?以前、自選の詩集が出たとき、この曲無かったのが意外だった。男にだらしがない彼女をTVを観るのが大好きと言って気にしてないフリをする歌詞は秀逸だと思うんだけどな。

Lou Reed - Coney Island Baby

コレはもしかするとルーの曲で一番好きかもしれない。リンク記事のタイトルに拝借した部分の歌詞はサイコーに好き。ホント、一度でいいから、どんなバージョンでもいいから生聴きしたかった。

Lou Reed - The Bells

頻繁に聴きたくなる曲では無いんだけど、あまりにも強力な印象を残すコレも入れたい。9分半近くあるけど唄が出てくるのは5分半から。その長いとは言えない歌詞がとてもイマジネィティヴで。まるで映画のサントラ。

Lou Reed - The Blue Mask

本人曰く「自画像」。まったくもってイカレてる。ルー弾き語りのデモにほぼ即興で演奏を合わせたってエピソードに大きく頷けるスリリングな仕上がり。ルーとロバート・クワインのギターが火花が散るように絡んでる。

Lou Reed - New Sensations

多くの悪しきファンを落胆させたであろう、一見、普通の曲。ただ、言い回しには彼独特の毒がある。俺には、リアルタイムではじめて聴いた新作のタイトル曲ってだけじゃない大きな意味のある曲。

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Lou Reed - Strawman

ニューヨーク』はルーの(現在進行形の)伝説に自分が追いつけたってカンジの傑作だと思ったし、曲も粒ぞろいだけど、ケツから2曲目にコレが登場した時の高揚感は忘れがたい。そこまでの12曲はここに辿り着く為の助走だったのかと思うぐらいに。ライヴでも複数回聴いたけど、どれも印象的だった。

Lou Reed - Set The Twilight Reeling

コレ以降、2011年のラスト作にして問題作だったメタリカとのジョイント・アルバム、『ルル』まで、すべての作品が(程度の差はあれ)好きだけど10曲って言うと96年のアルバムのタイトル曲の、この曲が最後かな?3分20秒ぐらいからの大爆発をはじめて聴いた時の衝撃と興奮は未だに忘れてない。

恒例の選外とした曲から10曲。

「キャント・スタンド・イット・エニイ・モア」、「ゲス・アイム・フォーリング・イン・ラヴ」(インスト)、「ギミ・ギミ・サム・グッドタイム」、「キープ・アウェイ」、「ファミリーズ」、「ウェイヴズ・オブ・フィアー」、「ドゥーイング・ザ・シングス・ザット・ウィー・ウォント・トゥー」、「ロメオ・ハド・ジュリエット」、「NYCマン」、「ヴァニシング・アクト」

そして勿論、俺の(たぶん)生涯ナンバー1アルバムもね。

毎年、ハロウィンの馬鹿騒ぎが始まるとルーの不在を実感して哀しくなるのもいつか当たり前になっちゃうのかな?

 

Lou Reed - The Bells

 

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どうぞ勝手に降ってくれ、ポシャるまで

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まだ降ってるのかな?雨。よく降るよなぁ、週末はまた台風?もう当分いいよ、来なくても。

てことで、約1年ぶりに台風と逢引きしたこないだの日曜の旅日記

高円寺駅北口の、この場所の写真はよく撮ってるけど雨の確率高い記憶が。今回のは本降りなのが見てわかるね。下手な俺でもこうなのはそれだけ強い降りだったってことだろう。

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味楽は去年の夏以来。何せ、あんまり駅から離れたくなくて・・・。

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日替わりランチは串ウィンナー、コロッケ、目玉。480円也。やっぱりご飯は多過ぎて半分ぐらいしか食えなかった。

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カウンターの、俺の座った目の前に飾ってあった写真を見て、一瞬、気が遠くなった。王選手が学生服だからね・・・。食後のうまい棒は今回は貰えなかった(笑)

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高円寺フェスは今週末か・・・。楽しかったなぁ、去年。またいつか行けるといいな。

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屋根のあるところばかりを歩いて、行くところ無くなって結局、上島でコーヒー飲んで人待ち。

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茨城と名古屋のヤング、Kクン&Yクンの2人と合流して下北沢へ移動。下北は4年ぶり。改札が新しくなってから初めてじゃないかな?

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此処で、やはり名古屋からやってきた友だち、SKちゃんも合流して泯亭で前呑み。

次から次へと出てくる名古屋ロックシーンのディープなネタを感慨深く聞く。ヤングたちも目をパチクリしながら聞き入ってたっけ。

シェルターでお馴染みの人たちと交流(SKちゃんと俺の妹分、C女史と久々の再会!)してライヴを楽しんだ後、今度は東京在住名古屋出身の友だち、Gさん(withヤング×2)と高円寺へ戻って某ロック・バーで呑む。俺は既にこの段階で出来上がってしまってた為、この後の画像無し(笑)何度かお邪魔した近くの某店のマスターが来て楽しく会話してる途中で(恒例の・笑)寝オチをしたらしく、気づいた時は4時半ぐらいだった。某マスターともっと話したかったな・・・。

Yクン、SKちゃん、Gさん、それにNON&良次雄。何だか名古屋テイストの濃い1日だったな(笑)

RC SUCCESSSION - 雨上がりの夜空に

今回、こじつけるのは、この曲。

雨あがらなかったけどね(笑)

後年、ライヴでは今日の記事タイトルに戴いた歌詞がカットされて♪雨あがりの夜空に吹く風が早く来いよと俺たちを呼んでる♪ってフレーズが追加されてた。シングル出す時にプロデューサーに変えさせられたのを戻したと知ったのは随分経ってからのこと。

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元に戻した方の歌詞でチャボが再レコーディングしたリリースされたばかりのシングル。

はっきり言って特筆すべき仕上がりでもないんだけど(ライヴで観たら盛り上がるだろうけど)、コレを出してくれただけで嬉しいから文句言わないよ。強いていえばB面は「君僕」にしてほしかったってことぐらい。やっぱり、このジャケは欲しいもんなぁ。

こないだと違うこと言うようだけど、またいつかチャボ観たいな。

お互い、生きてるうちに。

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2017.10.22. 下北沢シェルター THE GOD

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ノックアウトされちゃった。

ぐうの音も出ねえよ。

のっけから立て続けにリリース前(会場で先行販売してた)の新作から5曲連続で。でもって、それがサイコーで。

良次雄のギターの音のデカさは復活後、MAXだったと思う。

THE GODは2017年を生きる今のバンドだ。

2017.10.22. 下北沢シェルター THE GOD

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BITTERSWEET

ファイナルカウントダウン・スタート。

その前に・・・。

さて明日

‟今回はあんまり歩き廻る予定無いし、雨でもいいぞ!”なんて強がり言ってたら、この有様。

泳いでいこうか?潜っていこうか?それとも船で渡るか?

ふざけたこと言ってると罰が当たって酷い目に遭いそうだから準備して寝よう・・・。

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コレ聴きながら支度しよう。

大好きな大好きなMATTHEW SWEET、スザンナ・ホフスとのカバー・シリーズはあったけど、単独の新作としては実に6年ぶりの『TOMORROW FOREVER』

俺としたことが出てたことに4ヶ月も気づかずに、ついこのあいだ、慌てて購入。日本盤が出なくなったのは08年の『SUNSHINE LIES』からだっけ?かなり意識的に情報求めないと知らずに時が過ぎてっちゃう。

印象的な装丁とタイトルはいいと思ったけど、最初はイマイチ、ピンと来なかった。近作同様、煮え切らない印象で。

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3回目ぐらいかな?「あれ?もしかしていいのか?コレ」って思えてきたのは。

密林のユーザー・レビュー読んだら、「いつもと違ってメロディーラインが荒っぽい」、「メロディーが戻ってる!」という正反対の意見があったんだけど、どちらも判る。

つまり曲によって差がある、と思った、俺は。

割とアップ・テンポもの、元気のいい曲に、がさつさみたいなのをちょっと感じた。特にアタマの「TRICK」と3曲目の「PRETTY PLEASE」。ギターは勢いあっていい音で鳴ってるんだけどね。前半にこういうのが並んでたから第一印象が良くなかったのかも。後半に進むほど良くなってくカンジ。

逆にスローだったりメロウだったりな曲はメロディーも冴えてるのが多い気がする。ズバリ、「BITTERSWEET」なんて曲もあるけど、ほろ苦くて倦怠感もあったりして、そこがいいなって。マシュー、俺と同い年だから、もう52歳だもんな。疲れてメランコリックで当たり前だ。ex.ゾンビーズのロッド・アージェントのピアノがいい味出してる4曲目の「HAUNTED」が個人的にはベスト・トラックかな?あとは泣きの強いラスト、17曲目の「END IS NEAR」だな。なんとなくアレックス・チルトンを思わせる2曲目の「ENTANGLED」もいいなぁ。

ここのところのアルバムには無かったカントリー・テイストの曲が復活してるのもいいなぁ。スチールギターやマンドリンまで入った7曲目の「COUNTRY GIRL」とかね。

Matthew Sweet - Finally

ドラムにバングルズのデビー・ギブソンが参加した何処かユーモラスな14曲目のコレもいい。こういうリズム・パターン、よく出てくるよな、ヤツの曲に。前述の「END IS NEAR」とかこの曲のタイトルもシンパシー感じる、タメ歳としては(笑)

デビーが3曲叩いた他はお馴染みのヴェルヴェット・クラッシュのリック・メンクがドラムを担当。リックのバンドメイト、ポール・チャスティンもいつものように参加。今回はお初のヤツも含めて(マシューも入れて)5人ものギタリストが参加してるのも興味深い。ギターの音に幅があって飽きない。

Matthew Sweet - Music For Love

元気のいい曲で一番好きなのは11曲目のコレ。これぞ、マシュー・スウィートってカンジでいい。

ガールフレンド』や『イン・リヴァース』のような名作!とは正直、思わないけど久々に聴きこめそうなアルバム。言っちゃうと04年の『リヴィング・シングス』以来かも。

52歳の等身大のマシュー・スウィート。

嬉しいなぁ。こういうの待ってたんだよ、マシュー。

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MR.FREEDOM

「申し訳ありませんでした」

謝りまくって終わった7連チャン最終日。

今日のは書こうかどうしようか躊躇したけど、やっぱり書き残しておきたくて。

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何故、躊躇したかというと、俺は彼の熱狂的ファンってワケじゃないから。ライヴは1回(89年12月、吉祥寺バウスシアターでの『四烈なROCK’N ROLL WAR』 対バンはマディフランケンシュタイン、THE GOD、THE ROCK BAND)しか観てないし、音源だって手元に8枚しか無い。

この人にはアツいアツいファンが居るのを知ってるから、こんな俺がああだこうだ言うのは失礼な気がして。

でも好きだから、それでも。

あんまり知らないから知ったフリして余計なことは書きたくないんだけど、俺が勝手に持ってた印象。

とてもピュアな人だったと思う。真っ直ぐで。

だから恥ずかしくなるような、どストレートな歌詞も嘘臭くなかった。全部入ってきた。だって、ホントにそう思って唄ってるのが伝わってきたもん。

自然児のようで強烈なエピソードが沢山ある人だけど、俺が大好きなのはじゃがたらの本で読んだ映画(『闇のカーニバル』)出演時に続きのシーンなのに違う服着てたことを指摘されて「いいじゃん、すごい着替えが早い奴だってことにすれば」って返したってヤツ。あと、フールズの名付け親、青ちゃんに「なんで、フールズ?」と聞いたら「お前が居るからだよ」って返されたってのもサイコーだな。

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昨夜から繰り返し聴いてるのはコレ。

84年の1stアルバム、『WEED WAR』

その後にもいいの沢山あるけど、やっぱり一番最初に聴いたレコードだからね。

Fools - Mr. Freedom

この曲が一番好きだな、今でも。

それにしても、あの辺のシーンのど真ん中に居たイメージの人が居なくなっちゃって、喪失感のデカさは計り知れないもんがあるだろうな。

こんな俺でも感じるんだから。

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古いヤツだとお思いでしょうが・・・

「俺だって考えてんだよ、バカヤロウ!」

2回ほど、そう怒鳴りたいのを堪えた7連チャン初日。

昨日はようやく髪を切って(担当はご無沙汰の日立のパンクスター!)、俺としたことが4ヶ月も気づかずにいた大好きなマシュー・スウィートの新作と、限定なのを忘れてたチャボのアナログ・シングルを注文して、あとはひたすら呆けてた。たけしの『ソナチネ』を実に久しぶりに観たりもして。

先週の土曜、公開初日の朝一発目を観たコレの余韻だな。

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アウトレイジ 最終章 予告

最初のヤツ、『ビヨンド』に続き三度、映画館で。大好きなんだ、このシリーズ。

結論から言うと素晴らしい映画だった。

それまでの北野作品の雰囲気は存分に残しつつ、思いきりエンターティメントなのは過去2作同様。いや、2作以上かな?今回は。

たけし演じる大友が一応、主役なんだけど、大きな組織抗争というストーリーの中では1つの駒に過ぎず、役者陣の充実ぶりの所為もあって、大友不在のシーン(沢山ある)も全然飽きずに観れるのも過去作と一緒。

『ビヨンド』に引き続き登場の西田敏行、塩見三省は体調万全じゃない部分を感じさせつつも、その静けささえ迫力に変える怪演。特に西田のアドリブを含むと思われる台詞回しは圧巻の一言。ストーリー的にはある意味、主役だし。

北野作品ではお馴染みの大杉漣、岸部一徳の、らしい演技もいい味出してたし、初登場で重要な役どころを演じたピエール瀧が演じる役のアホっぷりもよかった。

でも、個人的には大森南朋に惹かれたなぁ。カッコよくて可愛くて美味しい役を見事に演じ切ってた。

正直、‟ブツッ!”ってカンジのエンディングが強烈だった『ビヨンド』の方が観終わった後に残ったんだけど、トータルで考えると一番の完成度じゃないかな?今作が。

あと、印象的だったのは大友の昔気質と言うか、時代遅れっぷりが過去作以上に強くアピールされてたこと。西田演じる西野の言葉を借りると「古くせえ極道」って部分がやたら印象的。

頭では‟こうじゃねえんだろうな、これじゃダメなんだろうな”ってわかってるだろうに自分の信念を曲げれずに葛藤しながらも突っ走ってしまうところがいい。それが作品全体、特に後半に進むにしたがって感じる哀感の理由だと思った。エンディングなんか泣きそうになったもん、俺。

突っ走るったって、絶えず葛藤してて、それでイライラしてうんざりして疲れてるような雰囲気も感じる。

未だにスマホも持たない自称‟昔気質のパンクス(数年前、ネット繋がりの、とある女性にそう呼ばれて悦に入ってた・笑)で、常に葛藤しててイライラしててうんざりして疲れてる俺なんか他人事に思えなくてさ(苦笑)

そう思われたくて、必要以上に、実際以上に‟時代遅れ”感をアピールしてたのも昔の話で、今や意識的にそんなことしなくても、何処からどう見てもただの時代遅れになっちゃったからね(苦笑)かと言って、逆に其処を取り繕って新しいもんをわかってるふりする気も全然ない、もはや。

いいよ、もう。時代遅れで要領悪くて上等だよ。

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音楽、何にこじつけようか?って考えても、‟昔気質”ってことで真っ先にアタマに浮かんで、もう、この人しかないなって、他に思いつかなかった(笑)貼った写真も何処ぞのマフィアのボスみたいだし(笑)

Keith Richards - Suspicious

既に2年前となるキース、23年ぶりのソロ、『クロスアイド・ハート』の中で一番好きなのがこの曲。

お馴染みのギターリフも無いし、ノリの良さも感じないけど、コレが2015年のキース。葛藤して疲れてる。

時代遅れかもしれないけどコレはホンモノだよ。

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スピーカーのなか居るような あなたの声はとてもやさしい

油断してたら、やっぱり来た。

逆らえないと思い、サービス業相手に威張り散らすヤツ。

大人しい客をナメてかかるサービス業のヤツ。

どっちにもなりたくないね、俺は。

何処に行っても、何があっても威張りたくなんかない。

そんなことを思った77年目、67年目、そして15年目の10月9日。

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Plastic Ono Band - Give Peace A Chance

コレって出したことあったかな?

ジョンのソロ曲でシングル持ってるのコレだけ。『シェイヴド・フィッシュ』にはショート・バージョンしか入ってなかったから買ったんだよ、80年12月8日よりも前に。

あっ、クレジット見ると、ジョン・レノンじゃなくプラスティック・オノ・バンド名義だね、コレ。

その昔から、やたらそちこちで使われてる曲だけど俺はケチなんかつけないよ。何故かと言うとまったく白々しさや嘘臭さを感じないから。

どストレートの直球。さすが、バカな平和主義者の現実見てない夢想家

憂うべきことに、まだまだ世界は暴力に溢れ、平和じゃないよ、ジョン。

でも、ホントにやさしいな、ジョンの声は。

言っておくけど、「イマジン」や「ラヴ」や「ウーマン」や「イン・マイ・ライフ」とかだけじゃないよ。

「ヤー・ブルース」も「コールドターキー」も「ヘイ・ブルドッグ」も、そして「ツイスト&シャウト」も全部やさしい。

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コレ書き終わったら67年目の人の方を聴こう。

少し前に取り上げたばかりの、15年前の今日リリースされたコレを。

このブログの初期に15年前の今日のことはチラッと書いたことがある。

今日は詳しいことを書こうかな?と思ったけどやめた。

いつか、このブログも辞めて何処かで話せる日が来たらその時に・・・。

FEEL LIKE GOING HOME Char × CHABO

『TIME』収録のバージョンではオルガンとアコギとスライドだけだったカントリーを、チャーの泣きまくるギター入りでやったライヴ・バージョンで。こっちはこっちでいいよなぁ。コレもやさしいね、とっても。

野音はそろそろ終わったかな?

またいつかチャボを観る日は来るかな?

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ALL THINGS MUST PASS

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終わらないものなんて何ひとつ無くて、すべては変わっていく。

そんなことはわかってる。

たかが駅の売店ひとつに何をおセンチな、と言っても無駄だよ、俺のおセンチは筋金入りだから(笑)こう見えてナイーヴなのよ、俺も(苦笑)

どうせ、すぐ忘れるだろうけどね、薄情者ぶりも筋金入りだからな、俺は(苦笑)いや、でも、思い出すな、きっと。そんなこと思い出してる場合じゃない時とかに(笑)

それにしても、此処の婆さんとは最後まで仲良くなれなかったな。手ごわかった(笑)常連さんたちと世間話してるのを傍から見てて俺も仲間入りしたくてチャレンジしては諦めてを繰り返して20年・・・。要は好かれてなかったんだな(笑)

て言うか、どうでもいいけど、いくらド田舎のチンケな駅とはいえ、売店ないってスゴイよな。駅前にはコンビニも無いのに。おそるべし、俺の最寄り駅!

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コレを聴こう。

GEORGE HARRISONの『ALL THINGS MUST PASS』

ビートルズ解散後、70年11月にリリースされたジョージの実質的な1stソロ・アルバム。3枚組の大作にして代表作。盗作騒ぎのあった大ヒット曲、「マイ・スウィート・ロード」収録。

なんて知ったようなこと言ってるけど、ジョージのソロはコレしか持ってないんだけどさ。あっ、あと「セット・オン・ユー」のシングルがあったな。

どっちにしても俺はジョージには思い入れは無い。大体がビートルズと言うよりジョン・レノンなヤツだから、ポールを含めて他のメンバーはそんなに・・・。

と思ってたんだけど、年を追うごとにジョージの良さがわかって来つつはある。「サムシング」なんて、いいと思ったの、今世紀入ってからだもんな。このアルバムにしても既に70年代ロックの音してて聴き心地よい。ビートルズが他の、たとえばストーンズとかに比べるとロック色が薄い一番の原因はジョージのギターだと思ってたのにな。

いつか、他のソロ作品も聴くかもしれない、まだ先だろうけど(笑)長生き出来たらそんな日も来るかもな。

「なんで俺はこの良さにもっと早く気づけなかったんだろう?」って思えるといいな。

George Harrison - All Things Must Pass

♪暗闇が支配するのは夜の間だけ

 朝の訪れと共にそれは姿を消す

 明るい陽射しはいつもタイミング良くやってくる

 この灰色の日々もいつか終わる♪

いい曲だな、コレ。

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LA MOSCAのレコ屋探訪⑪ - 西新宿WAREHOUSE

今日は髪切ろうと思ってたのに切れなかった。いや、行くには行ったのよ、でも2時間以上待ちなんて嫌だから帰ってきた。

で、ウチで昼寝しちゃった、約2時間(笑)切ればよかったなぁ。下北に行く前に切りたいな。

時間がない上に行動が目に見えてトロくなってきてるからなぁ。もう少し、チャキチャキ片づけたい、仕事だけじゃなくプライベートも。

そうだ、すぐ書こうと思って書いてなかった先月の『ギミデン』新宿の日レコ探Pt,2も書いておこう。

 

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俺の足が遠のいてる時期に出来て、かつては隣り合わせてたパンク系のNAT Recordsとスペースを共有する(同じスペースにレジ2つ、店主も2人)WAREHOUSE

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60~70年代のロックのヴィニール(日本盤が多め)中心に日本のロック(歌謡曲含む)、そして‟あっち系”のCDなどがとても見やすく、整理されて並べられてる。

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正直、半分はブログのネタ作りで寄ったんだけど、平日の真昼間で客が居ないのをいいことに好き放題に掘りまくってたらコレ見つけた。

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CHERRY VANILLAの1stアルバム、『BAD GIRL』(78年リリース)

吉祥寺ココナッツディスクで帯付き日本盤を見つけて後ろ髪引かれながら置いてきちゃって後悔して、ウォントリストに書きこんでた。1年半ぶりの再会。

日本盤じゃなかったけど1600円だったし、盤質もいい。嬉しかったな、また会えて。

 

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音は長年、コレで聴き続けてきたけどね(笑)

彼女は元々、ミュージシャンでは無くて、マクシズ・カンサス・シティーでDJをしてるところをウォーホルに見初められてヤツの舞台だかの主役に抜擢されて、そこでボウイに見初められてヤツのパブリシストになって、その後、自分も音楽活動するようになったという輝かしい経歴の持ち主。

NYからロンドンに渡った時期にバックを務めたのがデビュー前のポリスだったり、レーベルはボウイの押しもあって大手のRCAだったり、と何かと華やかな人だった。ブレイクはしなかったしアルバム2枚で活動やめちゃったけど。

大して美人でもないけど(このジャケはかなりのクオリティーで写ってる・笑)なんか、惹かれるんだよなぁ、見た目も。

曲もパンクと言うより、バラエティに富んだ‟普通のロック”

でもいい曲、多いよ。

1曲っつったら、コレだね、やっぱり。

Cherry Vanilla - The Punk

新宿に行く時はまた寄ろう、WAREHOUSEに。今度はNATの方もちゃんと見なきゃ(笑)

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