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現場主義のフォトグラファー

今日もまた休み。

今年の夏、7月8月のお出かけの狭間に開催されて物凄い行きたかったけど涙を呑んだコレの写真集版をじっくり眺めてた。

大好きなんだよ、ボブ・グルーエンの写真が。

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プレスリー、アイク&ティナ・ターナー辺りからライアン・アダムス、グリーンデイまで。300ページに及ぶ膨大な写真の数々。

ジョンの、自由の女神の前でのピースサインにNYシティーTシャツ姿。72年、マディソン・スクエア・ガーデンのミック&キース。スーツと着物(初来日@京都)のキッス。紙袋に突っ込んだギターと丸裸のベースを持って地下鉄に乗ってるラモーンズ。口の周りをマスタードだらけ&血塗れにしてるシド。そしてポーズ決めて撮ったとしか思えない表紙のクラッシュ(何でミック・ジョーンズ、カットしたんだ?)。日本版にはフジロックでの写真が16ページ分追加されるという嬉しいオマケも。

ミック・ロックアーニー・リーボヴィッツ、それに勿論、ロバート・メイプルソープ。好きな写真家は何人も居るけど、彼らとボブの違いは生々しさ。フォトセッションとは思えない臨場感がある。実際にたまたま居合わせて撮ったと思われる写真も幾つもある。特にNYパンク周辺のは。いかにボブが密接にバンドにくっついてたか判ると言うか。現場に居たからこそ撮れた的な。まるでドキュメンタリー。このシーンをここまでディープに撮ったのはボブ以外にはロバータ・ベイリーぐらいしか居ない。そしてさまざまなライヴ写真でのばっちりなタイミングと構図には彼のロックを愛する想いが強く感じられる。

 

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特典のポストカード・セットはジョン/ラモーンズ、ストーンズ/ピストルズ/パティの組み合わせにも惹かれたけどコレをチョイス。このイギー&デボラ・ハリーのがどうしても欲しくて。

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今夜はコレを聴いてる。ポストカード・セットの右下の人が在籍したNEW YORK DOLLSの『RED PATENT LEATHER』

75年3月、バンド末期のヒッポドロームでのライヴ。リリースは84年、この手のモノでお馴染みのフランスのニュー・ローズ傘下のファンクラブ・レコードから。ジャケは勿論、ボブの撮影。

レーベルがお馴染みなら音質もお馴染みなカンジ(笑)シルヴェインがプロデュースしてるからか、シルのG&keyが音量大きめな気も。

先述したとおり、バンドは崩壊寸前で、アル中&ヤク中で使いものにならなかったアーサーの代わりにローディーのピーター・ジョーダンが2ndベースとしてクレジットされてたり(この後のふたりドールズの来日公演にも参加)、この時期のドールズに関わってたマルコム・マクラーレンに変な服(女装はありでもコミニストはさすがにヤバかったっぽい)着せられたりしてるけど意外に演奏のクオリティーは高い。

New York Dolls - Red Patent Leather

その後の各メンバーのソロ作に収録された曲のドールズ・バージョンも楽しめるけど、コミニスト・ルックの元になったか、それを受けて書かれただかの(珍しいサンダース/シルヴェインの共作)タイトル曲を貼っておこう。

何でニューヨーカーのボブが、デビュー前のピストルズをロンドンまで出向いて撮影したのか?って、ずっと不思議に思ってたんだけど写真集眺めてて気づいた。マルコム絡みだね、たぶん。

こういうことに思いを巡らせるのが楽しいんだよなぁ。

俺は‟現場”には行けなかったけど写真集は手に入れられてよかったよ。

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