カテゴリー「書籍・雑誌」の235件の記事

DOWN AT THE ROCK’N ROLL CLUB

「うわっ!居た居た!」

‟もう嫌だ!行きたくねえ!”と思いつつウチを出た本日、スゲー懐かしい顔を見れた。

8年ぶりだってさ。山形と北海道つってたな。もう30越えたのか・・・。

「次は、あと10年以内だったら俺もまだ生きてて居るかもしれねえから、また来いよ」

今日、出勤でよかった。

そんなこんなで8デイズ終了。

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ゴキゲンに酔っぱらいながら今、聴いてるのはコレ。

『LIVE AT CBGB’s / THE HOME OF UNDERGROUND ROCK (パンク・ロックの極致/ライヴ・アット・CBGB’S』

‟あの伝説の”NYアンダーグラウンド・シーンのメッカだった、NYパンク発祥の地とも言えそうなライヴハウス、CBGB制作の76年リリースの2枚組ライヴ・コンピレーション。日本盤。

入手したのはキッチンカロリー、じゃなかった、茶水ユニオンの日。前記事のマクシズCDのリリース情報を得た時から続きネタとして考えてたんだよね(笑)

マクシズとCBGBはいわば、ライバル的存在で、店同士や出演バンド同士(とはいえ、どっちにも出てたバンドも多いけど)の確執も確かにあったらしい。ウェイン・カウンティが「カマ野郎!」とか下品な野次を飛ばしたディクティターズのハンサム・ディック・マニトバととっくみ合いのケンカしたとかね。その辺の話はこれらの書籍に明るい。

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ピンクの表紙の『プリーズ・キル・ミー』は、このブログ始めた頃、読んでたっけ。

この3冊のどれか、もしくはドキュメンタリー映像だかで、CBGBのオーナーだったヒリー・クリスタルの「最初にレギュラー出演させたのがテレヴィジョン。酷いもんだと思った。次に出演させたのがラモーンズ。こっちはもっと酷かった」っていうナイスな発言もあったなぁ。

Country Bluegrass Blues and Other Music For Uplifting Gormandizers (栄養不良の美食家の為の、カントリー、ブルーグラス、ブルース他の音楽)って正式名称でわかるように元々、パンクを扱うつもりで始めた訳じゃなく、出るバンドが居ないから、出してくれる小屋が他にないからっていう消去法で始めたってのも面白い。伝説なんて、そんなもんだよね、所詮。

マクシズがイケイケのアッパーなカラーだとすると、若干、アート指向の強いバンドが出てたのがCBGBってカンジかな?

どっちも当時の流行から著しく外れてたって意味ではそう変わらないと思うけどね(笑)

タフ・ダーツ、シャーツ、ラーフィング・ドッグッス、モンスター、サン、スチュワーツ・ハンマー、マイアミズ。

どれも悪くないけど今、聴いて一番カッコイイのはこのバンドかな?

Mink DeVille - Let Me Dream if I Want To

粋だよなぁ。うーん、カッコイイ。

最近、見かけなくなったけど、ひと頃はCBGBのロゴT着てるヤツ、やたら居たよね。俺も着たけど。もう、名前が独り歩きしてそれが何なのかわからない連中(俺の仕事先の学生とか)まで着だしてたっていう・・・。

単なるブランドになってしまったんだね。そして、それは今も続いてる。

それとは逆に俺みたいなヤツは、やたら神聖化しちゃうけど、実際はそんな大それたもんでもなかったのかも。なんて、行ったことねえからわかんないけど(笑)

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でも、このピンボケの、収録されてないのにトーキング・ヘッズが写る裏ジャケに象徴されるほどにはテキトーだったんじゃないかな?少なくても当時は。

それでも、大したことなくても憧れるし、好きだよ、未だに。

それこそ、収録されてないけど、CBGBと言ったら俺が思い出すのは、この人のこの曲。

Richard Hell & The Voidoids - Down at The Rock & Roll Club

ラモーンズよりパティ・スミスより、CBGBっていうと真っ先にリチャード・ヘルが頭に浮かぶ。他の連中が巣立って行ってもずっと変わらず其処に居た。そんなイメージ。

CBGBにもマクシズにも行けなかった俺だけど、明日は高円寺のロックン・ロール・クラブへ行ってゴキゲンなロックン・ロール浴びてこようっと。

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ロックン・ロール、好きになってよかった。サイコーだよ!

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一瞬、キリスト教に鞍替え(何から?)しようかと思ったよ、嘘だけど。

小6の時に♪アイ・アム・アン・アンチ・クライスト♪ って曲に電気走って、そのまま40年(!)痺れっぱなしで来た男としては、そう簡単にクリスチャンになるワケにはいかねーもんな。

ボコボコにヤラレまくった今週、今日は束の間の休日。次の休みは月曜。明後日じゃなく来週のね。

そう、来週は8連チャン。真ん中辺りで今週より派手にヤラレそうな予感・・・。でも、へーき。俺にはロックン・ロールがあるから。

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いつものごとく、ぐーたらで過ごした本日、1ヶ月近く前に購入したコレを読んだ。

ロックジェットの69(!)号、チャック・ベリーの追悼特集号。

俺はチャック・ベリーは全然、熱心に聴いてこなくて、手元にある音源もほんの少しだけど、何となく買っちゃったんだ、コレ。

他にもこの手のモノが出てるのかもしれないけど、チャボ、鮎川、プライベーツの延原が語るチャック・ベリーが読みたかったからかも。特に延ちゃんだな。この人のこういう話はいつも面白いから。マニアックでミーハーで。

買ったのを忘れかけてたのに何故、思い出して読んだかというと、昨日、38年ぶり(!)の最終アルバム、『CHUCK』が発売になったのもあるけど、2週間前の今池ハックフィンでTHE GODがこの曲に乗って登場したから。

 

Chuck Berry - Roll Over Beethoven

GODがチャックを登場S.E.に選んだことにぐっと来たよ、ウチで滅多に聴かないクセに(笑)ああいうシチュエーションで聴くと、普段と違う感慨抱いちゃうよなぁ。

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でも、今日はジェット読みながら、久々にコレ聴いた。

チェス時代の28曲入りベスト、『the Great Twenty‐Eight』

ロックン・ロールの基礎がみっちり詰まってる。カッコイイよ、やっぱり。サイコーだな。

笑っちゃうぐらいのワンパターンだけど全然気にならない。

『CHUCK』は今はまだ買わないつもり。もう少し時間経ってから、何処かの中古屋で出会いたい。

それが俺の、このロックン・ロールのパイオニアに対するスタンス。死んだからって理由で浮かれて手を出したくない。

そういえば、ネットで聴いたリード曲、「BIG BOYS」がこれまたまったく一緒で笑ったなぁ。こうじゃなくちゃね。

そうは言ってもホントは多少あるんだけどね、違うタイプの曲が。

 

Chuck Berry - My Ding-A-Ling

今池でもサイコーのプレイを聴かせてくれた俺が敬愛するドラマーの現在、在籍するバンドの1つがバンド名にした、この文字どおりの珍曲にして最大のヒット曲とかね。

この曲が入ってるアルバムも見つけなきゃ。

遺作より、まずこっちが先だな。

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WITHIN YOU WITHOUT YOU

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「お前、痩せる気あるのか?」って聞かれたら…以下略(苦笑)

今日のこの暑さだもの、仕方ねえって。それにコレはこないだのくだらない賭けに勝って現場のヤツが奢ってくれたモノ。断れねえじゃん、せっかく買ってきてくれたのに(苦笑)

そんなことはどうでもいいとして、いよいよ一週間切ったぞ。天気予報が不安なカンジだし、橋の下のタイムテーブルはまだ出ないけど、個人的には超ド級のイベントだ、何があっても目一杯楽しむよ。て、いうか間違いなく楽しい筈、どう考えても。

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昨日の休み、超ド級の準備やら調べものの合間にコレを読んだ。

BEATLESの『Sgt. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND』の、リリースから50周年を記念したデラックス・エディションに合わせた特集のレコード・コレクターズ最新号。最近の例に洩れず、盤(当然、各種あり)は手にする予定も無いから、雑誌も買わないつもりだったんだけど本屋で目にしたらついつい・・・。

でも面白かった、予想以上に。跡継ぎ・ジャイルズ・マーティンのインタビュー、大鷹俊一やサエキけんぞうのいつもながらのコラム、鈴木惣一朗×直枝政広の対談、お馴染みの大好きなレコスケ、どれもよかったけど、宮崎貴士の全曲ガイドでの「ジョンが持ってきた2曲(先行シングルとして‟引き抜かれた”『ストロベリー・フィールズ』と当然ながらの『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』の物凄さに太刀打ちするべくポールが奮闘して出来たアルバム」って見解に強く納得。俺はずっと逆に考えてた。

つまり、ポールの張りきりぶりに太刀打ちするべくジョンが底力を発揮して生まれた曲だと思ってたから。目から鱗。考えたら、レコーディング・セッションの早い段階で、もう出てるもんね、『デイ・イン・ザ・ライフ』は。

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‟20世紀のポピュラー音楽の金字塔”とか‟ロック名盤の最高峰”っていうのが圧倒的多数意見で揺るぎないことに対する反発心もあって、もう随分長いこと、まっさらな気持ちで向かい合えてなかった『サージェント・ペッパーズ』には。

でも、昨日、超久々に通して聴いたらやっぱりスゲーや。最初に聴いた時、ブッ飛んだもんね、もうリリースから10年以上経ってたのに。

The Beatles - Within You Without You

最初、コレ嫌いだったんだ。なんか変だし、ちょっと怖くて(笑)

今、聴くとスゲーいい。インド思想みたいなのはまったくわかんないけどさ(笑)単純に音楽として素晴らしいなと。10年前に聴いたパティ・スミスのカバーもよかったっけなぁ。

♪認識するんだ

すべては自己の中に在る

何者も君を変えることは出来ない

自分の存在がちっぽけなものだと気づくとき

生命は豊かに溢れだす

君の内側に、外側に♪

歌詞は今回、はじめてしっかり意識して読んでみたけどいいな、とても。

ジョージ、(ってジョージだけじゃないんだけど)物凄い速さで開花したんだな。

初作曲作の『ドント・バザー・ミー』からここまで4年弱だよ、4年弱!

よく思うことだけど、このアルバムもリアルタイムで体験したかったな。

ずっとビートルズ聴いてって、コレ出て聴いて、最後に『デイ・イン・ザ・ライフ』が始まったらどうなっただろう?

気が狂っちゃったかもな(笑)

それにしても、このジョージの曲って「クラウス・ヴォアマンの家で夕食食った後に作った」っていう話だけど夕食に何食ったら、こんなの出来るんだろうね?

やっぱりキノコ系?(笑)

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恐れさえ笑い飛ばして

24時間勤務って元旦以来だな。どうせやるならってことで昨日にして、今日は明け休み。世間様がブルーに出勤する連休明けの朝に帰るささやかな優越感を味わいたくて(笑)

この先、ややこしいことが待ち構えてるっぽいけど、とりあえずそれはいい。今、俺は今月下旬以降のことを全くと言っていいほど考えてない。

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帰宅して呑みながらコレを読んだ。

3ヶ月ぶりのロッキンオン。小6の時に『勝手にしやがれ!!』にアタマ壊されたままのヤツが、2010年まで30年間欠かさず読み続けた雑誌の表紙がコレだとスルーは難しい・・・(笑)発売日に購入。

書かれてる性癖がとても他人と思えず爆笑した松村雄策のところ(今月出る本、真似したいな。66歳で66枚らしいから俺は52枚で・笑)と、こういうのは必ず自分のリストと幾つ重複してるか数えちゃう「ロックな映画20選」は既に読んだ。チャック・ベリーはこれから。

向こうで出版されたばかりの全歌詞集に合わせてのJOHN LYDONのロングインタビュー。重病、苛めのあった幼少期、『メタル・ボックス』、『アルバム』、そして勿論、ピストルズの話。はぐらかさず、おちょくらずちゃんと質問に答えてて読み応えあり。

自分が置かれてる苦難の状況をちょっと離れた場から見て笑うっていう考え方は、自己憐憫に陥らないために最良の方法だ。どんな辛い時でもそれを笑い飛ばすことが出来れば、すぐ気持ちを切り替えて次に進めるからさ

すごいジョン・ライドンらしい発言。もはや現在進行形の活動を追わなくなってしまったけど、この人のこういう部分が俺は大好き。

アナーキーとは挑むことだよ。社会に挑む最善の方法はコメディなんだ

俺の人生は楽しい遊びじゃない。それを笑い飛ばしながら生きていかなきゃならない。不幸なのは仕事なワケじゃねーんだよ。コメディアンってのは生まれながらの躁鬱病で常にそれで葛藤してるんだ

(共にジョン・ライドン語録より。今回のロキノン・インタビューでの発言ではない)

絶望の果ての高笑いはこの上なく痛快だった。嘆いたり怒ったりは誰にでも(とりあえずは)出来る。実際、たくさんの連中がやった。でも、こんなのはそれまでになかった筈。

この感覚を理解出来ない常識人には脅威だったんじゃないかな?怖かったから、物凄い勢いで、ヒステリックなまでに否定されて攻撃されたんだよ、きっと。

分かってないヤツらに敵意を抱かせるってのはサイコーに愉快だったぜ

(例・刑務所慰問GIGでの野次に「気に入らないなら‟家に”帰れよ」っていう発言。同じくジョン・ライドン語録より)

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Sex Pistols - NeverMind The Bollocks

絶望してるクセに爆笑してる。凄まじいテンションで。

だから40年経った今でも聴くと力貰えるんだな。

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JET ROCK’N ROLL

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驚いたな、今日の雪。

日立はそうでもなかったけど水戸で10cmだって。

あ~、びっくりした。

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数日前、1週間ほど遅れてロッキン・オンを買ってきた。なんと9ヶ月ぶり2010年までは1冊も欠かさず30年も買い続けてきた、この俺が。

知らなかったんだ、表紙も特集も。もはや、それすらもチェックしてないという・・・。

無類の音楽雑誌、書籍マニアの俺がこうなんだから雑誌って売れないだろうなぁ。どうせ、ターゲットというか読むのは俺のようなヤツばかりだろうからロキノンみたいなのよりレココレ的なモノの方がニーズがあるんじゃないだろうか?なんて思ってしまった。

でも楽しめたけどね、とても。

ストーンズの最新インタビューは「ローリング・ストーン」のヤツがすごい面白くて、こっちも読みたくなって。まあ、アルバム自体がスゲー良かったからな。キースがミックをその気にさせたがってたってことや、ブルース純粋主義者が苦手だって言ってること、ロニーの発言が自信とやる気に満ちてたり、チャーリーの「ミュージシャンというのはおそろしく怠け者なんだ」って言葉や、ミックが来たる新曲の方向性を問われて「まあ、ハーモニカはあまり入らないだろうな」ってカマしてるのとか面白かったな。

あと、数ヶ月前に心配な情報のあった、大好きな松村雄策が普通に書いてて安心。俺が近頃、思ってるようなことがそのまま書いてあるし。まあ、俺がこの人に物凄く影響されてきたからなんだけど。俺もストーンズやイギー、パティ、それにミチロウやGODとかを最後まで見届ける為に生きてるようなカンジだから。

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今、聴いてるのはコレ。

ロキノンの特集、‟究極のロックンロール・バンド30”の1つに選ばれてたJETの1stアルバム、『GET BORN』(03年作)

選出の定義がイマイチ掴めなかったり、選ばれてるバンドに納得いかなかったりしたけど(それでもストゥージズ、ドールズ、ラモーンズ、ハノイ辺りが30の中に入ってて嬉しかったけど)、‟俺だったら、こういう基準でコレは入れてアレは入れない”なんて夢想しながら読み進められて楽しめたよ。

オーストラリアで中心メンバーが兄弟だからってワケじゃないけど、AC/DCのような、どストレートなロックンロール馬鹿ってイメージだね、ジェットは。

Jet - Are You Gonna Be My Girl

やっぱりコレでしょ?曲を貼るなら。「ラスト・フォー・ライフ」と「マイ・ジェネレーション」を強引に足したような豪快なロックンロール。カッコイイ。

確か、アルバムの翌年、04年のフジで観たよ、ライヴ。勿論、この曲でスゲー盛りあがって、俺も楽しんだ。

この曲を含めてアルバム全体も、痒いところに手の届いた‟良く出来た”作品。ちょっとだけ個性というかアクが弱い気もするけど、この時期のバンドの中ではかなりカッコイイ。キースが気に入ってストーンズのツアーで前座やったりもした記憶がある。

ただ、俺は30には入れないかなぁ。

何を入れるかと言うと・・・。

考え中(笑)

気が向いたらブログに書こうっと。

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LIVE FOR TODAY

怒涛の10DAYSが終わって昨日1日休んで、また仕事。

でも明日、5時間残業するとまた1日休み。

あと少しでお楽しみの日。

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10DAYSの時の束の間の楽しみの為に購入したこの本を読了。

伊坂幸太郎、2013年刊行の『死神の浮力』(文庫化は昨年)

音楽に目がなく、会話が微妙に噛み合わず、いつも雨に祟られてる死神の千葉が8年ぶりに登場。『死神の精度』の続編。

と言っても、俺が前作を読んだのは3年前なんだけど(笑)

初作が短編集で続編が長編なのは『チルドレン』~『サブマリン』と同様。エピソードが若干、へヴィーになってるのも一緒だね。長編だとじっくり描けるからこうなるのかな?

今回、千葉が「死」の可否判定調査を担当する山野辺は、本城というサイコパスに小学生の娘を殺害されたうえ、更に精神的にも肉体的にも痛めつけられていきながら、妻と共に復讐を遂行しようとする作家。

山野辺夫妻の復讐と千葉の可否判定の過程と結果を楽しく読み進めていけた。

まず、千葉が復讐に協力してるふうで実は調査(同僚の死神より仕事熱心。ちゃんと調べる)と‟音楽を聴きたい”という自分の欲求の為に行動してるだけなのがいいな。

千葉の所為で作戦が失敗する場面では「チッ!」ってなるけど、ご都合主義、予定調和になってなくてリアリティを感じられる。

そして、サイコ野郎の本城がこの上なく嫌なヤツ(『マリアビートル』の王子を思い出した)で、コイツが最後にどうなるのかが読後の感慨を左右するだろうと思ってたら、お見事な結果で。スゲー、カタルシス感じたよ。

判定の10数年後ぐらいと思われるエピローグで「山野辺は初期作品が良い」と語る男に「だが、晩年も悪くなかった」と、千葉が返すのもよかったなぁ。‟晩年”と言っちゃうのは失礼かもしれないけど、ずっと追いかけ続けてる人たちの充実ぶりを楽しんでる、今の自分の音楽の聴き方とマッチする言葉に思えたから。

病による死を目前にした父親と山野辺の回想シーンでのやりとりも深みがあった。

「どうせ死ぬのであれば自分がやりたいことを納得いくまでやるべき。よそから褒められる人間になったところで毎日毎秒、死へと近づいていくのには変わりがない。やりたいことを我慢して何か得られるのか?」

「どうせ死ぬのだから、今、この瞬間を楽しめ」

ものすごい共感する。

サイコ野郎に殺された娘の菜摘がファスナーが噛んだふりをする場面はちょっとヤバかった。素敵な描写。こういうくだりがあるのもとてもよかった。

Jimi Hendrix Experience - I Don't Live Today

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復讐決行に至るまでの日々を妻の美樹と思い起こし語り合うシーンで山野辺が思い浮かべたのはジミヘンの、この曲。

 

♪俺は今日を生きられない

 今日も明日も生きられない

 今日は全然楽しくない♪

 

カッコイイ曲だし、場面にも合ってるけど、俺はこっちを貼っておきたい。

Lords Of The New Church - Live For Today

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ダムドのブライアン・ジェイムス、デッド・ボーイズのスティーヴ・ベイター、シャム69のデイヴ・トレグナ、バラクーダ―ズのニッキ―・ターナーからなる、パンクのスーパー・グループ(パンク版エイジアなんて言われてたな・笑)、LORDS OF THE NEW CHURCHによるガレージ・ヒットのカバー。プロデュースはトッド・ラングレン。

 

♪いくらお金を求めても夢が叶う訳じゃない

 俺たちはそうじゃない

 違う方法を知ってるから

 目先のことなんてどうでもいい

 お前を目一杯愛せればいい

 今日を生きよう

 明日のことなんて心配しなくていいのさ♪

 

いいなぁ。

やっぱり俺はこっちだな。

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KEEP ON & MOVING ON

コレは1時間前、地震直前まで書いてた記事です

地震の話は出ません

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寒かったなぁ、今日。

さっきまで、コーヒーを飲みながら一昨日に数日遅れで入手した『ブルース&ソウル・レコーズ』の最新号を読んでた。コレを聴きながら。

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ストーンズのブルース・カバー・アルバム、『BLUE & LONESOME』の原曲をストーンズの曲順どおりに完全収録した付録CD。俺みたいなブルースに疎い(原曲で盤が手元にあったのはジミー・リードだけ)にはとてもありがたいナイスな企画。権利関係をクリアして実現させた『ブルース&ソウル・レコーズ』に感謝。

何度も繰り返して聴いちゃうな、コレ。原曲を聴くことでストーンズがオリジナルをどう噛み砕いて自分たちのモノにしたかに思いを巡らせてる。

前記事にも書いたけど、俺は好きなバンドの受けた影響がすごい気になる。このバンドはどうして、こういう音楽をやってるのか?とか考えるし、カバーしてる曲なんかは当然、原曲を聴きたくなるもんね。

 

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聴く前は好きになれないかも?って不安がちょっぴりあったけど、自分でも驚くほど、『BLUE & LONESOME』にハマってる。

皆、思ったろうけど、まず、演奏の若々しさに驚いた。予想を裏切るアッパーで溌剌とした印象。全然、渋くない。

その上、サウンドがモダンでコンテンポラリーに感じた、RAWなのに。この辺はバンドの意向だろうし、プロデューサーのドン・ウォズの貢献が大きいんだと思う。

それまでのイギリスにはつまらない音楽しかなかったけど、俺たちはR&Bを発見したんだ。こいつは素晴らしい音楽だ、と思ったんだよ。それを一人でも多くの人に知ってほしかった。自分で曲を書こうなんて、ちっとも考えなかったね。そんなことより、皆にR&Bを伝えたかったんだ。そういう使命感を、俺は今でも持ってるんだよ。キースにしても、きっとそうだぜ

 

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山川健一による、初のソロ・アルバム、『シーズ・ザ・ボス』のプロモーション・インタビューでのミックの言葉。

意外な人の意外な時期の、この発言を考えると、「ブルースを知らない世代に耳を傾けてほしい」という意図があったのかも、この音作りには。

あと、『ブルロン』聴いてて思った。もしかすると、ストーンズの連中にはブルース=‟古典・伝統の音楽”なんて意識がないんじゃないかって。

実際はどうあれ、今の時代のブルースへの認識は‟古典”かもしれない。でも、50年以上前、彼らがブルースを知ってのめり込んだ頃は最新型のヒップな音楽だった筈。未だにその頃の想いをブルースに抱いてるんじゃないかな?古いと思ったことなんかないのかも。俺がピストルズを古いと思ったことがないように。

だからこんな溌剌とした演奏が出来るんだ、きっと。それも、若僧が張りきってる溌剌さ(それはそれでいい。モノによっては)と違って、彼らならではの溌剌さ。余裕綽々なカンジの。

ちゃんと、今の年齢の、2016年の音になってる。

個々のプレイで目立つのは勿論、ミックの超絶な唄とハープだけど、ロニーの活躍も特筆もの。『ヴードゥー・ラウンジ』以降の‟装飾係”的イメージから完全脱却。こんなにロニーがいい仕事したのは『女たち』以来かも。チャーリーもいいなぁ、今回。特に「RIDE’EM ON DOWN」での絶妙なおかずの入れ方には思わず手叩きしたくなったよ。キースは・・・。キースは地味。地味だけど手堅く曲のボトムを支えてる。目立たないけど仕切っててカッコイイ。ミックの唄に関しては此処のところずっとあった鼻につくカンジが全くない。ものすごく自然。コレが次なるオリジナル作でもそうだとサイコーなんだけど。

もうひとつ書いておきたいのはストーンズは盲目的なブルース信者ではなかったってこと、昔から。ブルースだけだったら、ここまで大きな存在になってないし、とっくに消えてると思う。ただ、黒人音楽の流行には、ずっと敏感だった。ファンク、レゲエ、ディスコ、ヒップホップ・・・。

それら全部と、ブラック以外の要素も混ぜこぜにして自分たちのロックン・ロールを生み出してきたのがストーンズ。このアルバムだって、形式はともかく、俺が聴いて感じるのはロックン・ロール、ブルースというより。ローリング・ストーンズのロックン・ロールね。

The Rolling Stones - Hate To See You Go

執拗に続くリフレイン。ブルースとロックン・ロールの一番の共通事項。

ブルースは、ほんの少しずつ変化してる。みんな先人のやったことを自分なりにアレンジしていくんだ。俺たちも、彼らの作品を大きく変えたのではなく、ストーンズ流に自然な解釈をしただけなんだ

ローリング・ストーン誌でのミックの最新発言。

深い。

継続と進化はまだ続いてる。

呆れるね、しぶとくて。

 

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He Passed It On / 73回目の12月18日に

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「チャーリー・ワッツは絶対に死なないし、決して引退もしない。俺が許さない」

名言出た。近年、最大のヒット。

少し前のTVインタビューでも例のキューバ公演の話題の時に「オバマが前座だったんだよ」とカマしてたし、こういうこと言えてるってことは調子いいんだな、きっと。

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KEITH RICHRADS、今日で73歳。

先週のお出かけの時に購入して、東京に居る間に読み切ってしまったRolling Stone最新号の記事を昨日もごろごろしながら読み返してた。

スゲー面白かったから。

特集は勿論、今月はじめにリリースされたばかりの11年ぶりのアルバム、『BLUE & LONESOME』を受けてのモノ。

メンバー全員の最新インタビューの他にはチャボの全曲解説が良かったなぁ。とても心のこもった熱い語り口で。まあ、チャボっていう抜群な人選だけでオーケーだけどね。

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‟構想50年、レコーディングは3日間”って謡われてるこのブルース・カバー作、俺は聴くまで手放しで喜べない想いで居た。

「カバー?しかもブルース限定?そんなの新作のボーナス・ディスクにでもしろよ」って気持ちもあったし、「好きになれなかったらどうしよう?」という不安もあった。そして何より、ストーンズというと、二言目には「ブルース!ブルース!」言う連中が盛り上がってるのが面白くなかった。

ストーンズはブルース・バンドじゃない。

ブルースはルーツのひとつ(デカいけどね)。でもすべてじゃない。

ソウル、ファンク、レゲエ、カントリー、サイケ、ディスコ、果てはパンク、ヒップホップまで。

あらゆるモノをかっぱらって自分たちのロックン・ロールにしてきた音楽要素のひとつというのが俺の見解。

そんな想いもあって大して期待もしてなかった。

で、聴いてみたら。

凄い。

凄すぎる。

もっと年相応に、それこそ椅子に座って渋くやってるようなのを予想をしてたのに全然違う。

ギンギン。立つどころか勃ってるんじゃねーか?ぐらいに。

‟無理矢理気味のアップテンポものより、今の年齢ならではの枯れたムードの曲を”的なことを言い続けてきた俺だけど全面撤回。

ごめんなさい。まだギンギンです。

コレがこの人たちの年相応なのかも。

このアルバムについて書き続けるとまだまだ終わらなそうなので、それは日を改めて。あまりにも衝撃がデカくて持て余してる。

Keith Richards with Eric Clapton - Key To The Highway

たまたま隣りのスタジオに居て、今度のアルバムで2曲にゲスト参加したクラプトンを従えたキース、2013年のブルース・クラッシクのカバー。ちょっと揺れながらも豪快にザクザク刻むギターがキースらしくてカッコイイ。

そういえば、このアルバム、キースのヴォーカル曲が無いな。あとミックがギター弾いてる曲も。そんなのいつ以来のことだろう?

今日の記事タイトル。

先述のTVインタビューでも出た、キースが墓碑銘に希望してる言葉。

「彼は受け継いで引き継いだ」

こんなにキースにぴったりの言葉もそうは無いよな。

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Fairytail of 高円寺

変則で休み入れて遊んできたから4.5日しか働いてないのにどっと疲れて、普段以上にぐーたらで終わった本日。

先週の旅日記書いて寝よう。

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雨男、返上!」って叫びたくなるような好天に恵まれて乗り込んだバス(大好き)にうるさいことこの上ないご年配の団体が居て出鼻を挫かれたけど(まぁ、微笑ましくもあったけど)、寝れないから景色を眺めてたらこんなの見れて気分も回復。

いろいろ歩いたけど、今回、意図して写真を撮りに出向いたのが此処。

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高円寺純情商店街。

毎回行っては居るけど、少し前にコレ読んだから。

 

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ねじめ正一の『高円寺純情商店街』

89年作だから、かなり、相当に遅ればせながら(笑)

直木賞取ったのは知ってたけど、TVドラマになったり、この本の後に商店街が‟高円寺銀座商店街”から変名したのは知らなかった。

作者の実体験(ねじめ氏は実在した乾物屋のせがれ)に基づく、昭和30年代の同商店街を舞台にした何気ない日常が綴られてる。

ドラマチックな展開は何もないけど、淡々と静かに語られる物語が読み心地いい。クスッと来たり、じわっと来たりな場面もあって。とりわけ、少々トッポい父親と主人公・正一のたわいのない、何気ないやりとりが妙にいい。18年前に亡くなった自分の父親のことを思い出したりもして。

四半世紀以上前の本だけど出会えてよかったよ。

 

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と言いつつ、純情商店街では今回、此処しか寄らなかったんだけど(笑)

ここのところ、毎回行ってろくに買いもしてないTHE GATE。似たような趣向の他店より昔っぽさを感じて大好き。「俺たちの店だ!」ってカンジで。センスいいもんが安い値段で沢山ある。

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今回、手に入れたのはコレのみ。そのうち、もっとデカい買い物しよう(笑)

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庚申通り商店街に移動して、これまたお気に入りのサンカクヤマへ。古本屋の多い高円寺だけど、新し目で手狭なのに品揃えがツボなんだよな、此処は。今回は奥の方にひっそり置いてあるレコードを2枚ほど掘り出してきた。もう少し欲しかったなぁ。また行かなきゃ。

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毎度毎度のこの2店も廻ってきたよ。今回はパパで何度も手に取っては置いてを繰り返してたコンピを、レアでは何も買わず。スタンプ2倍デイなのに(笑)

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飲食関係で写真を撮ったのはこの2つ。上は久しぶりの赤城屋、下が性懲りもなく旧・高円寺らーめん横丁跡地にオープンしたばかりの博多豚骨ラーメン、わ蔵。どっちも美味かったよ。わ蔵は短命に終わらずに頑張ってほしい。

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そういえば今回着てったチェックのブルゾン、この通りのMODE OFFで買ったんだっけ。がブリチキンも久々に行きたいなぁ。

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また来月に戻ってくるぜ、高円寺。

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病みつきになってしまったコレ呑んで今回も〆。

 

The Pogues Featuring Kirsty MacColl - Fairytale Of New York

今回のテーマソングはこの曲。

いや、コレ持ってないんだけどさ、やたら、そちこちで耳にしたんだよ。時期が時期とはいえ、移動する度に流れてた。まるで俺に聴かせてくれてるみたいに。スゲー好きになったよ、この曲。

次回、手に入れよう。時期は過ぎてるけど(笑)

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GET OFF OF MY CLOUD

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あれ?こないだ5人(5羽)居たじゃん?あと2人(2羽)は?

そして3人(3羽)が残ったの?『Baby A Go‐Go』みたいなカンジ?

また今週もまったく同じ過ごし方をした休日。あっ、ピーカンだったから久々に思いっきり布団干したり、目一杯掃除したりはしたけど。あと昼食がスナック菓子じゃなかった。TKGね。

問題たくさん抱えてるこの時期に超ビッグなアクシデント発生するし、内職は進まねえけど今日は全部忘れた。いや、忘れようと頑張った。

ここのところの休日は頻繁に映画観てるんだけど(DVDでね)、映画を観たくなる時って現実逃避願望が強い時だ、俺の場合。今日のも2つ前の記事に書いたのに匹敵するぐらいのえげつなさ。なんで、こんなの観たくなるんだろ?コレは此処に書くのかな?書かないな、たぶん。悪くなかったんだけど何となく。

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先月号に続きまた買ってしまったレココレ。ビートルとストーンズはどうしても買っちゃうね。

モノBOXが出たからな。こんな高いものは買えないからレココレ読んで想像しようと思ってさ(笑)

BOXには入らなかったベスト盤も含めて英米盤を網羅したディスコグラフィーが嬉しい。いろんな書籍、雑誌で嫌と言うほど読んでるけどさ、既に(笑)

‟可能な限り詳細に”という但し書き付きのデッカ時代のレコーディング・セッション記録は後で読むことにしよう。

それにしても表紙、カッコイイな。やっぱりブライアン居るとビシッとするね、雰囲気が。

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久しぶりにコレを開けてさっきから聴いてる。

89年、スティール・ホィールズ・ツアーで大々的に復活したタイミングにリリースされたデッカ/ロンドン期のシングル・コレクション。58曲入りの3枚組。この時期のシングル曲をほぼコンプリート。

今度のBOX買えねえけどコレも一応BOXだぞってことで(笑)

Rolling Stones - Get Off Of My Cloud 

改めてカッコイイなと思った、この曲。

と思ってたらやったんだね、昨日。

Rolling Stones - Get Off My Cloud - Desert Trip

そういえば、ストーンズも残ってるのは3人だな、しかも50年以上。

気が遠くなる話だよなぁ。

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