BITTERSWEET
ファイナルカウントダウン・スタート。
その前に・・・。
さて明日。
‟今回はあんまり歩き廻る予定無いし、雨でもいいぞ!”なんて強がり言ってたら、この有様。
ふざけたこと言ってると罰が当たって酷い目に遭いそうだから準備して寝よう・・・。
コレ聴きながら支度しよう。
大好きな大好きなMATTHEW SWEET、スザンナ・ホフスとのカバー・シリーズはあったけど、単独の新作としては実に6年ぶりの『TOMORROW FOREVER』
俺としたことが出てたことに4ヶ月も気づかずに、ついこのあいだ、慌てて購入。日本盤が出なくなったのは08年の『SUNSHINE LIES』からだっけ?かなり意識的に情報求めないと知らずに時が過ぎてっちゃう。
印象的な装丁とタイトルはいいと思ったけど、最初はイマイチ、ピンと来なかった。近作同様、煮え切らない印象で。
3回目ぐらいかな?「あれ?もしかしていいのか?コレ」って思えてきたのは。
密林のユーザー・レビュー読んだら、「いつもと違ってメロディーラインが荒っぽい」、「メロディーが戻ってる!」という正反対の意見があったんだけど、どちらも判る。
つまり曲によって差がある、と思った、俺は。
割とアップ・テンポもの、元気のいい曲に、がさつさみたいなのをちょっと感じた。特にアタマの「TRICK」と3曲目の「PRETTY PLEASE」。ギターは勢いあっていい音で鳴ってるんだけどね。前半にこういうのが並んでたから第一印象が良くなかったのかも。後半に進むほど良くなってくカンジ。
逆にスローだったりメロウだったりな曲はメロディーも冴えてるのが多い気がする。ズバリ、「BITTERSWEET」なんて曲もあるけど、ほろ苦くて倦怠感もあったりして、そこがいいなって。マシュー、俺と同い年だから、もう52歳だもんな。疲れてメランコリックで当たり前だ。ex.ゾンビーズのロッド・アージェントのピアノがいい味出してる4曲目の「HAUNTED」が個人的にはベスト・トラックかな?あとは泣きの強いラスト、17曲目の「END IS NEAR」だな。なんとなくアレックス・チルトンを思わせる2曲目の「ENTANGLED」もいいなぁ。
ここのところのアルバムには無かったカントリー・テイストの曲が復活してるのもいいなぁ。スチールギターやマンドリンまで入った7曲目の「COUNTRY GIRL」とかね。
ドラムにバングルズのデビー・ギブソンが参加した何処かユーモラスな14曲目のコレもいい。こういうリズム・パターン、よく出てくるよな、ヤツの曲に。前述の「END IS NEAR」とかこの曲のタイトルもシンパシー感じる、タメ歳としては(笑)
デビーが3曲叩いた他はお馴染みのヴェルヴェット・クラッシュのリック・メンクがドラムを担当。リックのバンドメイト、ポール・チャスティンもいつものように参加。今回はお初のヤツも含めて(マシューも入れて)5人ものギタリストが参加してるのも興味深い。ギターの音に幅があって飽きない。
Matthew Sweet - Music For Love
元気のいい曲で一番好きなのは11曲目のコレ。これぞ、マシュー・スウィートってカンジでいい。
『ガールフレンド』や『イン・リヴァース』のような名作!とは正直、思わないけど久々に聴きこめそうなアルバム。言っちゃうと04年の『リヴィング・シングス』以来かも。
52歳の等身大のマシュー・スウィート。
嬉しいなぁ。こういうの待ってたんだよ、マシュー。
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