カテゴリー「テレビ」の78件の記事

2017年7月12日 (水)

CITY SLANG

こう暑い日が続くとカッカときて、普段なら我慢出来ることが出来ないな。

イライラのピリピリ。

やらかさないようにしないと。

 

思ってるごとをよう、カッコつけずに思いっきし叫ぶと何だか力が出っぺ?それに笑えっぺ、何だか。それがビートルズだ。んだがら好ぎなんだ。それがレコードになっと、イギリスから茨城まで届くんだよ。スゲーよね?」

 

ひよっこ』は大体、観てきてるんだけど、先々週&先週と続いた宗男叔父さんのビートルズ来日に合わせた上京篇は録画までして全部観た。嬉しくなるような展開だったなぁ、あったかくて、笑えて、じーんときて。

峯田和伸のネイティヴ以上というか自然な茨城弁がまた良い。この人、ホントにいいわ、CDは銀杏の1枚しか持ってないけど、出た映画とかは結構観てる。それがどれも良くてさぁ。

俺も叫べば、力が出て笑えるかな?

こじつける曲はコレ。ビートルズじゃなくて(笑)

Sonic's Rendezvous Band - City Slang

‟都会のスラング”ってカンジで‟方言”ってことじゃないと思うけど、無理矢理に(笑)

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ex.MC5のフレッド‟ソニック”スミス、ex.ストゥージズのスコット・アシュトン、デトロイトの重鎮、スコット・モーガン、周辺アーティストのイギーやパティのバックも務めたゲイリー・ラズムッセンからなるSONIC’S RENDEZVOUS BANDの78年、地元デトロイトでのライヴ音源、『LIVE MASONIC AUDITORIUM,DETROIT,JANUARY 14.1978』(07年リリース)

何故かこれまで手を出したことなかったんだけど、数ヶ月前に人に恵んでもらって愛聴中。

音の方はメンツから想像出来るカンジからまったくズレない‟あの”カンジ。かなりカッコイイ。

まともなまとまった音源を残さず消滅しちゃったけど、この曲はシングルにもなってスタジオ・バージョンもある。貼ったのはそっち。プライマル・スクリームがカバーしてたりもするね。

もう1曲。

Sonic's Rendezvous Band - Electrophonic Tonic

ね?まんまでしょ?(笑)

バンドとしてスゲー、カッコイイんで、全員でイギーのバックをやった音源も探してみようかな?

ここまで来たら、デストロイ・オール・モンスターズもギャング・ウォーも聴いてみたいなぁ。

次の休みは性懲りもなく遊びに行って‟CITY SLANG”しまくってくるつもり(笑)

 

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2017年4月 7日 (金)

俺は決めだんだ。笑っで生ぎるっでな。

8連チャン、6つ目まで終了。

あと2つ。

この時期ならではのややこしいこと多めの6日間。

8連後に用意した自分へのご褒美は天候に祟られそうだし、タイミングも悪そうだけど全然へーき。何が何でも楽しむから。無理矢理にでも。どんな状況であろうとも楽しいことを見つけるよ、意地でも。じゃなきゃ生きてる意味がない。

話はちょっとそれるけど、「最後に笑うのは・・・」って言葉があるでしょ?俺も好きで七夕の短冊絡みでブログにしたこともあるけど、最近はそういうふうに思わなくなった。

‟最後”までなんて待てない。それじゃ遅い。今、笑いたい。たとえ後で後悔することになっても。

先のことなんて殆ど考えてないよ。考えてないフリしてるとかじゃなく、本当に考えてない。むしろ考えてるフリはする(笑)その方がいいのかな?って思った時とかに。

考えるの怖いし、へヴィーな気持ちになっちゃいそうだから。そういう状況に自分を持って行きたくないもん。

ずっと笑っていたい。

またまた話変わって。

お昼休みにNHKの朝ドラの再放送観るようになったのはいつからだろう?やっぱり『あまちゃん』以降かな?

今週から始まった『ひよっこ』も観てるよ。今まで観てたのと比較して面白い方か?って言うとそうでも無い気もするけど、舞台は茨城、それも県北(架空の村ってことだけど)だし、何せロケに俺の生まれ故郷、高萩市も使われてるし、時代設定は俺の生まれた前年だし。

それに有村架純、可愛いしさ、茨城弁、下手だけど(笑)

一昨日、第3話だったかな?銀杏BOYZの峯田が、ヒロイン・架純ちゃんの叔父さん役で出てきて。こっちは異常に上手い、茨城弁が。ネイティブ以上って言うか、ウチのお袋とタメ張れるレベル(笑)考えたら東北なんだよね、峯田って。上手いワケだ。

その峯田が、いつもの、あの柔らかい笑顔で口にしたのが今日の記事タイトル。ちょっとぞくっと来たよ。

実はね、俺も決めてた、‟笑っで生ぎるっで”。

音楽、何をこじつけようか?って考えて出てきたのはコレ。

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DICTATORSの75年の1stアルバム、『GO GIRL CRAZY』

もうジャケからして、これが笑わずに居られるか?ってカンジだからね。

ディクティターズは3rdしか持ってなくて、1stは、ジャケがいいからホントはアナログで欲しかったんだけど堪えきれずにCDをCONQUESTで手に入れたばかり。

中身もジャケに負けず劣らずの痛快な馬鹿馬鹿しさ。曲名見ただけでも笑える、既に。

似たような馬鹿っぽい雰囲気のバンド、たとえばドールズやラモーンズ辺りの‟そうは言っても何かありそう”なカンジは皆無(笑)勿論、いい意味で。それがこのバンドの魅力だと思うし。

そういう意味でハノイロックスとか近いかもって3rdを取り上げた時に書いたんだけどあった、似た曲が。

The Dictators - The Next Big Thing

リフがハノイの「メンタル・ビート」と一緒(笑)

♪次にビッグになるのは俺だ♪ってアホな歌詞もサイコーなアルバム、アタマの曲。

The Dictators - (I Live For) Cars and Girls

こっちはケツに収録された♪このイカレた世界には何もない。車と女の子以外♪と唄われるゴキゲンな1曲。

ホントは『ジョンたま』も『ベルリン』も『シングルマン』も『クローサー』も(スゲーいいから)笑いながら聴いてるんだけど今夜はこの直球を楽しもう。

The Dictators - California Sun

ラモーンズもカバーしたオールディーズ。

サイコー。

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2016年3月17日 (木)

思えば遠くへ来たもんだ

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大混乱のどさくさに紛れて今日は休み。珍しく殆ど部屋に居ないで、あっちだ、こっちだと忙しく出っ放し。

この風景を毎日毎日、12年ものあいだ眺め続けてたのはもう13年も前の話。そりゃあ変わるよね、風景も。あっ、約1年前にも来てるな、この辺に。

でも、長老とすすった古めかしい喫茶店のアメリカンコーヒーは高校生の頃と同じ味だった。早く復帰出来るといいな、長老。

古いパンク仲間とミチロウの話してたら店内BGM(FM?J-WAVE?)でスターリンの曲がかかって驚いたり。(「●●さんがかけたのかと思った」だって・笑)

彼岸の入りだってことでおふくろと墓参りしてきたり。(「アンタ、何よ、いい歳して赤い服なんか着て」だって・笑)

帰ってきてからは来たるべき明後日(やっぱり、どうしても雨?この日だけ・・・)に備えてマスベ聴きながら白髪染めたり。

よく思うことで此処にも度々書いてるけど、時間の経過を強力に感じた1日。

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強くそれを感じたのは2週間前に高円寺で遅ればせながら入手して先日読み終えたこの本の印象が頭に残ってたからかもしれない。

2年前にNHKで放映された、爆笑問題の太田光が清志郎に迫ったドキュメンタリー番組、『ラストデイズ 忌野清志郎×大田光』を書籍化した『ラストデイズ 忌野清志郎 太田光と巡るCOVERSの日々

太田に思い入れが無いのと番組の印象が良くなかったから読まないで居たけど、ふと手にしたら番組では大幅にカットされてたチャボと太田の対談がかなりのボリュームで収録されてたのと『COVERS』の時期に焦点を絞ってたので結局、購入。

‟やっぱり”って思ったり、‟そうだったのか!”って思ったり。チャボだけじゃなく、日野高校の同級生、泉谷、有賀幹夫etcも含めた人たちの証言を太田が俺みたいな馬鹿にも判るように分析してくれてる。

まぁ、一部、同感出来ない解釈もあるにはあるけど。でも、「激しい雨」の聴こえ方、捉え方はちょっと変わった。この曲への想いがより強くなったと言うか。読んでよかった、この本。

『COVERS』が出た時の、内容だけじゃなく発売中止にまつわる騒動への違和感は俺だけじゃなく多くの人が感じただろうけど、ちょっとだけすっきりした、読んで。

それにしても、『COVERS』ってもう28年も前なんだな。

リリース当時、大変な衝撃を受けて、ジャパンのインタビュー読んで「こんなこと言ってる!」って騒いだり、発売直後の野音のライヴがニュースステーションで放送されたりで印象に残ってて、そんなに昔のことに思えない。と言うか、それが1冊の本になる日が来るとはね。まぁ、清志郎が居なくなっちゃったからってのもあるだろうけど、絶対に。

もう、RCも『COVERS』も歴史上のことなんだな。

それを喜ぶでも嘆くでもなく、ただ、事実としてそうなんだと思った。

RCサクセション - 風に吹かれて

アルバム中、俺が一番好きなのはそれまでのRCをもっとも感じさせる「サン・トワ・マ・ミー」で、この手のは毛嫌いしてたけど今、聴くとちょっと違って聴こえる。

じっくり聴き直してみようかな?『COVERS』

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2016年1月 5日 (火)

ネタ(笑)

明日から、ほぼフルモード。そして‟ヤツ”が帰ってくる。

それにしても毎日、暖かいね。

ところで初夢って元旦に見たヤツ?それとも2日の?

3年前にも同じことを書いてる・・・(笑)

元旦に24時間勤務した時、夜の仮眠中に面白いの見たよ。

自分が指名手配になってるニュースをTVで観た。顔写真出されちゃってて(笑)何故かマスクしてるんだけど(笑)

何をやらかしたのかは判らない。前後にもいろんな夢を見て、目覚めた時はばっちり憶えてたんだけどきれいさっぱり忘れちゃった。メモしておこうとも思ったけど、はっきり憶えてたから大丈夫だと思ったんだけどなぁ。

元々、そういう傾向あったけど物忘れが酷くなってきたな、最近。ついさっき、やろうと思ったことを忘れちゃうし、人の名前は出ないし。

「ほら、あの人。宝塚に居た大きい人」

「幅が広すぎるよ。なぞなぞじゃないんだから(笑)」

言われても仕方ないな・・・。

25年以上前に観たストーンズのライヴとか30年前に聴いたTHE GODのレコードの曲順とかは憶えてるのにさっき何、食べたかは忘れちゃう(笑)

だいぶ、話が逸れた。

この夢を見た時、‟コレはネタになる!”って思っちゃった自分が空しかった、少しだけ・・・。

‟猿の曲”、もういっちょ。

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コレもネタだよなぁ(苦笑)

GODIEGOの『MAGIC MONKEY』

言わずと知れた、TVドラマ『西遊記』のサントラで大ヒット・アルバム。

当時、坊主頭の中学生だった俺も聴いては居たよ。ドラマは観てなかったけど(笑)

レコードを買ったのは昨年。近所のリサイクルショップにて100円(税込)で(笑)

ネタに使えると思って(笑)この、申年初頭のタイミングを逃す手はないよね(笑)

既に洋楽ロックを聴き始めてた俺は‟ケッ!日本のロックなんか聴けるかよ?”と思いつつ、密かに聴いてた、ホントは、ちょっと良いなとか思って(笑)

アルバムはコレの翌年、79年の人気絶頂期に出たライヴ、『マジック・カプセル』っていうのを持ってたな、買ってないし、もう持ってないけど(笑)代表曲がいっぱい入っててお得な気がした、買ってないけど(笑)

godiego - the birth of the odyssey / monkey magic

今、聴くとファンキーだね。当時は全然わかってなかったなぁ。

もう1曲。

Godiego - Gandhara

こっちの方が好きかな?俺は。こういうマイナー調に弱いから(笑)

ネタにしちゃったし、この後、このレコード聴く機会ってあるのかな?(笑)

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2015年11月29日 (日)

隙間を探せ

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ここ数年、すき屋でコレを、しかも毎年同じ人と同じ時期に食ってる。

今年もあと少しで終わりだな。たぶん、あっと言う間だ。

週末恒例の向こう1週間の俺のスケジュール。

明日から5連チャン。水、金に5時間残業あり。土曜のみ休み。

ついでにその次の週も。

日曜の夕方から月曜の夕方まで逆24時間。それで、金曜まで普通に連勤。それ終わると2ヶ月ぶりに連休。そろそろいいよね?休んでも。

昨日の、今年最後の率の悪い仕事を終えて今日は休み。だらけながらも地味な作業に終始した1日。でも気分は悪くない。リフレッシュ出来たと思う。

久々に‟観よう!”と思ってTV観たりもして。

「歌詞だけ読んでも『何じゃこりゃ』っていうのはあるかもしんないですよね。歌詞はやっぱり歌詞ですからね。唄われてなんぼのもんですから、メロディに乗って」

さすがだな、マーシー。あれだけの歌詞を書く人が言うと説得力あるね。

 

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1週間ぐらい前に5日間で読み切ったこの本のことをまだ書いてなかった。

大好きな作家、伊坂幸太郎の『グラスホッパー』

割と初期の作品かな?と思って、さっき調べたら04年作だって。10年以上前か。

もう既に伊坂ワールド炸裂しててちっとも古いとは感じない。

幾つかある未読の作品中、このタイミングで手にしたのは勿論、映画化されて話題になってたから。レジ持ってく時、ちょっと恥ずかしかった(笑)

でも、映画も面白そうだし、観たい。映画館では観れそうにないけど・・・。

復讐を横取りされた‟鈴木”と標的を必ず自殺させる異色の殺し屋‟鯨”とナイフ専門の若き殺し屋‟蝉”の3者の視点が交互に出てくる構成で、‟押し屋”と呼ばれる殺し屋をめぐり、徐々に3者が絡んで行くという伊坂作品ではお馴染みの展開。

それでも予定調和に感じないし、「え?」って場面もあるし、想像力を掻き立てられるエンディングも良かったし、とても楽しめた。

登場人物の粋な台詞が取り沙汰されることの多い伊坂作品。コレも御多分に洩れずカッコいい台詞が沢山出てくるけど、蝉の上司、岩西が心酔してて、蝉との会話中にやたらと語録を引用するジャック・クリスピンなる架空のミュージシャンの言葉(「ジャック・クリスピンも言ってるだろうが」とか。他人とは思えない・笑)、コレがいちいちカッコいい。

「二十代の男は知らないことが多い方が幸福だ」

「やったら逃げろ」

「トンネルから飛び出す前こそ気をつけろ」

「許してやるのは最初だけ」

「評論家が名曲を作ったことはない。せっせと作っているのは『迷惑』と『野暮』だ」

「同じ場所に置かれたものは腐る」

「仕事と女の価値を決めるのは他の奴らじゃない。俺だ」

「目の前の楽譜を演奏しろ。自由はそれからだ」

「本当に国を導く人間は政治家の恰好をして現れない」

(引退したら何をしたいかと質問されて)「ピザを食いたい」

サイコーだな。

劇中歌をジャック・クリスピン名義で担当したのは伊坂がファンだというジョン・スペンサー。ジャックの名言のひとつをタイトルにした書下ろし。限定でCD出てたの知らなかった。聴けないなぁ・・・。

代わりにコレ聴こう。

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ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのアルバムは6枚ほど聴いて、どれも良かったけど、やっぱりコレが一番かな。

Jon Spencer Blues Explosion - Orange

今日の記事タイトルに戴いたジャックの名言じゃないけど、ジョンスぺの作品はアルバムごとに結構、音作りとか変えてるのに(音楽性そのものは基本的に変わらない)違和感を感じないのは、このタイトル曲のように隙間があるからかな?だから、やかましい曲をやっても聴いてて疲れないのかも。キースや小山田圭吾も「音の鳴ってないところが大事」みたいなこと言ってたもんな。

俺も隙間が欲しいよ。仕事と仕事の間の(笑)

それにしても、伊坂幸太郎って斎藤和義と組んだり、ルー・リードやマシュー・スウィートが好きだったり、作品中の台詞にラモーンズストーンズが登場したり(この作品でも重要な場面でブライアン・ジョーンズの名前が出てくる)、ディープなロック・リスナーなんだな、ホントに。

もっと他のも読みたい。

ジョンスぺの『オレンジ』からもう1曲。

Jon Spencer Blues Explosion - brenda

隙間だらけスカスカで聴き心地いい。

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2015年7月19日 (日)

Inspired by ”TELEVISION”

仕事帰りの駅が子供だらけだった。

明らかに海水浴帰りの髪が濡れて日焼けした子たちも居た。

みんな、一様に嬉しそう。まだ宿題とかでナーバスにならなくていいし、今が一番いい時期だよね。

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今朝、此処から飛び立って行くのを見かけたけど、帰りに見たらやっぱり居ない。巣立ったんだな

梅雨明けもしたみたいだし、いよいよ夏本番だね。

汗だくで息のつまるセコい犬小屋へとんずらしてきて、コレを聴いてる。

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‟大好き”という言葉では表現しきれないぐらい好きな、このアルバムがSHM‐CD化されたというので堪えきれずに購入したのが10日ぐらい前。

‟あの”こもった音がどう変化してるか確認せずにはいられなくて(笑)

聴いてみたら結局、こもってたんだけど(笑)

多少、音圧上がった印象はあるし、リズム隊、特にドラムの音は迫力が増した。正直言うと、ギターはもうちょいクリアになって欲しかった気もするけど、コレでこそ、この音こそが『BOOK』なのかもね。

コレがリリースされたのは俺が20歳の晩夏。昨日、紹介した『シングルマン』ともども、どっぷりハマったのは次の年、21歳の冬のこと。

他に聴いてたのは『ベルリン』、『ラジオ・エチオピア』、『マーキームーン』、『ハート・ミー』、『アイム・ノット・ア・ソルジャー』etc

暗いよなぁ(苦笑)たぶん、これまでで一番、ダウンだった時期。

今はその頃とは全然違う気分と状況だけど、やっぱりいい、聴くと。それも物凄く。

この次の『』も、嬉しい驚きだった『麗蘭』も大好きだし、個人的にはいまひとつのめり込めなかった時期にも「魔法を信じるかい」や「My R&R」みたいな名曲もあったし、もう12年経ってしまった目下のところ最新作の『TIME』には感動したけど。

でも、コレは特別なアルバムだ、やっぱり。

35年分の想いというかスピリットが溢れんばかりに詰まった仲井戸麗市の初単独作だもんね。

ストーンズのファンクラブの会報がROLLING STONES BOOKだったことにちなんだタイトルがシンプルだけどいい。

‟本を聴く!”という絶妙なコピーが広告に付いてたんだよなぁ。

 

仲井戸麗市 ONE NITE BLUES

(シングルにした理由を問われて)「一番好きな曲だから。ラジオとかで1曲かけるみたいな時、かけてほしい。それと、ジュークボックスに入るといいなって。湘南あたりのスナックがいいね」

このとりわけへヴィーなシングル曲を聴くと大抵、思い出すのがコレ

Tom Verlaine - Words from the front

曲調が似てるというよりフィーリングに共通性を感じる。物語性の強い歌詞にも近しいムードがあると思う。そして‟弾いてる”を超えて、本人の意思がそのまま音になってしまったような壮絶なギター・ソロ。

この時期、チャボが聴いてたのがピンク・フロイドとテレヴィジョンだったというのも納得。

裏ジャケには、Inspired by ”TELEVISION”のクレジットもあった。

「バンドのテレヴィジョンと観るテレビの両方の意味」って発言もあったっけ?テレビを観るのが好きって言ってた気も。

俺もブログ書いてばかりじゃなく、ちょっとは観た方がいいのかなぁ?テレビ。今現在、必ず観てるのは『めざましテレビ』の1コーナー、『紙兎ロペ』だけだしなぁ(苦笑)チャボがMCの番組さえある時代だし。

それにしてもチャボ、9月に出る新作で、いったいどういう世界を見せてくれるのかな?

今から楽しみだよ。

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2015年7月18日 (土)

独りの男

昨日は1ヶ月以上ぶりの5時間残業デイ。

夏場は地獄だっていうの忘れてたよ。毎年のことなのに馬鹿だから忘れちゃう(苦笑)来週もなんだよなぁ、シフト入れて失敗した・・・(笑)

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今日は家族が不在なのをいいことに昼間からこんなの戴いてきた。

おかげで思いっきり昼寝しちゃったけどね。寝汗かいて目覚めた感触が夏休みっぽいカンジだった。そういえば、もう夏休みだよね、子供は。

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ちょっと前に人のご厚意でやっと観ることが出来たRCサクセションの『シングルマン』制作ドキュメンタリーを今日も観た。

もう何回観ただろう?この短い期間に。

清志郎が居なくなってからのこの手の映像はそれなりに手元にある。全部じゃないけど。ウチじゃ観れなくても恵んでくれる親切な人も居るから。

ただ正直言うと、何度も観返すのはあんまりない。観てると清志郎の不在を感じて辛いからってのもあったし、作り手の清志郎に対する愛情をまったく感じられないのもあったし、単純に面白くないのもあったし。

そんな中、コレは別格で面白かった。

というか衝撃だった。

チャボ、陽水、竹中直人、角田光代など納得のメンツによるそれぞれの個性も感じる証言、コメント。

森川欣信、多賀英典なんていう驚きの人の登場もあって。特に多賀は、清志郎の『シングルマン』に対する発言とかでディープなファンには名前がインプットされてる筈の悪役的存在だからねぇ。よく出たなぁ、と思う。清志郎が居なくなってしまった今、うわべの綺麗ごとを言うことも出来るだろうに未だに『シングルマン』のレコーディングが苦々しい想い出になってるのを正直に語ってるのが良かった。本音言ってるんだなって思えたし、熱意を持って制作に関わったのが伝わってきた。

ワタナベイビーと曾我部恵一の、ファン気質丸出しの曲解説も愛情に溢れてて、つい頬が緩んじゃう。というか俺も会話に混ざりたくなっちゃう、「そうそう!そこの歌詞がね・・・」とか(笑)でも、2人によるカバー演奏は(悪くないけど)要らなかったかなぁ。時間が勿体ない気がした。

番組の目玉だったのは、アレンジャーだった星勝、ミキサーの茂木省造、サポートドラマーの西哲也(元ファニーカンパニーで原宿クロコダイルのオーナー)、そして「持ってるレコードで一番回数聴いたのはこのアルバム」と語るサンプラザ中野くんの4人で、発掘されたマルチ(「やさしさ」、「うわの空」、「甲州街道はもう秋なのさ」の3曲分)を検証しながら聴くシーン。

フェーダーを上げ下げして、破廉ケンチのギター、リンコのウッドベース、コーラス、最終的にバンドの意向で削ってしまったストリングスなどにスポットを当てて聴くんだけど、やっぱり一番圧倒されるのは清志郎の歌。

「甲州街道~」の♪うそばっかり♪の箇所では思わず涙が出ちゃった。

改めて、なんと凄いヴォーカリストだったのかと思い知った。

レコーディング当時の状況がかなり反映されてると思われる、認められてないことに対する苛立ち、それも影響してなのか敢えての意地悪さ、数少ない理解者を失った孤独感、そしてふいに顔を出すナイーヴな素顔。

その後の作品にも感じるけど、ここまで清志郎のパーソナルな部分が全面展開したアルバムは無いと思う。まるでドキュメンタリー。誰が付けたのかアルバム・タイトルもぴったり。コレしかないって思う。

あぁ、やっぱり今日も全然書ききれない・・・。

いつか、『シングルマン』のことを思い通りに書ける日は来るのか?

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RCサクセション/甲州街道はもう秋なのさ

このアルバムの中じゃ、そうでもない曲だったけど今回の番組を観てとても好きになった。

凄いな、唄。

よし、秋になったら行こう、甲州街道に(笑)

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2014年7月 2日 (水)

奥行きの深い平日休暇/長い坂の絵のフレーム

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7月かぁ・・・。早いなぁ。

昨日のイレギュラー5時間残業を経て今日は平日休暇。今週は金曜にもう1回残業して土曜休んで日曜出勤するからその前倒し的に。

ホントは、仕事絡みの、平日にしか出来ない用事があったから休み取ったんだけど、必要書類が間に合わなかったという・・・。また休み入れなきゃなぁ、そのうち。

せっかく梅雨の中休みですこぶる天気良かったのに、午前中に髪を切りに出た以外ずっと部屋に居た。まぁ、嫌いじゃないというか大好きだからいいんだけど。

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前記事書いた後、ハマっちゃって陽水を結構聴いてる。コレ、持ってたの思い出して久々に引っ張り出したり。

84年(てことは30年前か!)リリースの『9.5カラット』

前記事で取り上げたのは昭和歌謡を中心としたカバーアルバムだったけど、こっちは自作の、人に提供した曲のセルフカバー集。どれもこの人ならではでなかなかいい。

いっそ セレナーデ - 井上陽水 

収録曲中、唯一のオリジナル。当時、本人の出演したサントリー「角瓶」のCMソングでかなり売れたんじゃなかったかな?興味が無かった俺も憶えてるぐらいだから。

 

当時、35歳だった陽水の、20代のもじゃもじゃ頭時代とは違ったビターな雰囲気を感じるね。あの頃はどうとも思わなかったけど今、聴くといいな、とても♪さみしい、そして悲しい♪の後に♪いっそ やさしい♪と続くのがいかにもこの人でサイコー。

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前記事書いてもうひとつ思い出した。

NHKで、たぶん2000年(20世紀最後の、とか言ってるから)に放送された番組、『ハローグッバイ』

町蔵(町田康)やUAなどが陽水の曲を唄ったり、柳美里、ペギー葉山、山崎まさよしなどとのトーク(山崎とはセッションも)、自身による歌唱&曲解説からなる濃い内容で凄い面白い。

陽水本人の演目はこの時期のバンドが最高だったこともあってヤバいぐらいカッコイイ。「氷の世界」、「My House」、「コーヒールンバ」・・・。

井上陽水 - 長い坂の絵のフレーム 

今日、観てて一番ぐっと来たのがこの曲。曲前の本人のコメントも含めて。世間一般と足並み揃えてというのとは違った、本人ならではの歳を重ねたことと時間の経過を意識した素晴らしい曲だと思う。

 

前に何処かで「歌詞は時代とともに独り歩きする」みたいなこと言ってた陽水だけど(ミチロウも311以降、同じようなこと言ってたな)、コレと番組冒頭の「積み荷のない船」は特にそんなカンジがした、今日、聴いてて。

 

そういう意味で言ったら、コレもだな。

井上陽水 - 最後のニュース

これまで観た全ライヴの中でも3本の指に入るぐらいの名演だったフジロック’02から10年後のバージョン。悪い意味じゃなく、この枯れたカンジが味わい深くて凄くいい個人的にも大好きな曲

未だに有効だね、この曲。

 

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2014年2月25日 (火)

ノット・サティスファイド

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午後はちょっと冷えたけど、久々のポカポカ陽気。やっぱり天気良くて気温上がると気分も良いねぇ。

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昨晩、近所の偉大なるパンク青年より戴いたコレ。話題の(たぶん)バチモン。彼の愛娘(4歳)から俺にって(笑)チョコ自体は普通のチープなモノ。でも‟まじうま~い!”よ(笑)チープなチョコ、大好きだし。コレ、もう市場に出回ってないらしいね。

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裏面のソング・リストの投げやりさもいいな(笑)一瞬、この微妙な選曲で実際に編集盤作ろうか?と考えた馬鹿は俺(笑)

ていうか、もう来てるんだよねぇ、ストーンズ。自分が観に行くのは来月6日の最終日でまだちょっとあるし、イマイチ、ピンと来ないけどもう明日が初日だもんね。

天邪鬼な俺は、ストーンズの来日時恒例のお祭り騒ぎが実はあまり好きじゃなくて。どことなくビジネス絡みの匂いもするし‟みんなで一緒に騒ごうよ!”みたいなノリも苦手だからねぇ、陰気な性格なんで(苦笑)

とは言いつつ、ネットでいろいろチェックしたり、TVあんまり観ないのにこないだのAKBのヤツもしっかり観たけど(笑)

ベロマークのTシャツ持ってるけどストーンズを知らなかったり(「ローリング・ストーンズっていうブランドだと思ってた」)、『スティッキー・フィンガーズ』のジッパー・ジャケット見て「あっ、カワイイ!」なんていう予想どおりなメンバーの反応に対して、一生懸命にレクチャーする講師陣が健気で微笑ましかったな。AKBの反応は若い頃だったら「何だと!」とカッカとしてただろうけど、もはやそういうことも思わない。仕方ないよね、初来日の時でさえ産まれてないような子たちだもん(笑)

楽しく観てた番組中、講師の一人、有賀幹夫氏のビル・ワイマンにサインを貰った時のエピソードと自身の清志郎&ミックの2ショット写真のエピソード(後のヤツは知ってたけど)じーんと来ちゃったな。あと鮎川誠のいつもながらの熱い語りっぷりとギターで弾き語って見せた場面(曲が「キャロル」なのがシブい!)も良かったなぁ。

Rolling Stone - Satisfaction

「この曲、知ってる!」とAKBの子も言ってた(笑)ストーンズの代名詞的な曲。実は俺はそんなに思い入れないんだけど、一般的には一番有名かもね、コレが。「JJF」や「悪魔」よりも。

この曲、俺が生まれて9日後にリリースされてるんだよ、さっき調べたら。それを未だにライヴで(大抵、〆にやってる)やって老若男女を盛り上げるんだからスゲーよなぁ。

前人未到。ストーンズの前に道は無い。バンドで、しかもコアなメンバーは変わらず此処まで来たのは驚異。もう、第三者がああだこうだ言える存在じゃないよ。生きる世界遺産だと思う。

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この曲が入った盤はきっと、コレがはじめてだな、買ったの。セリカのCMで使われてたんだよなぁ、「名ばかりのGTは道を空ける」なんてカッコイイ、ナレーション付きの。

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今からはコレを聴く。

一昨年リリースのDLオンリーのアーカイブ音源、TV放映があったことでも有名な81年12月18日(キース、38歳の誕生日)のライヴ、『HAMPTON COLICEUM(LIVE 1981)』

The Rolling Stones - (I Can't Get No) Satisfaction - Hampton Live 1981 OFFICIAL

1分13秒から‟あの”伝説の場面が。音源にもしっかりノイズが入ってる(笑)

「相手の頭をブン殴るには、やっぱりギブソンよりフェンダーなんだよな。完璧だぜ、アレは。テレキャスターのカーヴほど首筋にピッタシはまるもんはないって」

やっぱりサイコーだな、キースは。

あと9日後に会える。

よし、盛り上がってきたぞ!

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2013年10月18日 (金)

ALL RIGHT NOW

キッスがMステ出てた。

「ラヴィング・ユー・ベイビー」を人生に影響を与えた45曲に選んでた斉藤和義も感無量だっただろう。ボサっとしたコメントしかしてなかったけど(笑)

キッスまんも早く食べてみたいなぁ。いや、まずは写真撮影か(笑)

そんなことより今日は。

ここ1週間、いや10日ほど気が気じゃなかった重要な事案の結果発表。

シロ。

ほっ。

今度という今度は覚悟したし、もう遺言とか考えるレベルだったから安堵感、そして脱力感。

このブログの最終回の下書きして、俺が逝った後、アップしてもらうように家族に託そうかと思ってたもん(苦笑)

まだ手放しでは喜べないけど(腰が・・・)、とりあえずひと安心。

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コレを聴いてる。

FREEのベストアルバム、『FREE STORY』

このバンドはコレしか持ってない。

ていうか、コレもあんまり曲憶えてないんだけど(笑)

でも、この曲はサイコー。

Free - All Right Now

THE GODがライヴでカバーしてたこともあったっけなぁ。

明日は久々にスカッとした気分で出かけよう。

革ジャン着ようかな?

オーライナウ。

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